「兼任」と「兼務」の違いとは?分かりやすく解釈

「兼任」と「兼務」の違いビジネス・就職・転職

「兼任」「兼務」は同じような意味を連想させる混同しやすい言葉ですが、「兼任」「兼務」の意味・用法の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「兼任」「兼務」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。

「兼任」とは?

「兼任」とは?

「兼任(けんにん)」という表現は、「一人で二つ以上の職務(任務)を兼ねていること」「本務以外にも別の職務を掛け持ちしていること」を意味しています。

「兼任」「兼業・副業」のように他の職場に勤めているわけではなくて、同じ職場・職業で二つ以上の職務を兼ねていることを意味している言葉です。

「兼務」とは?

「兼務」とは?

「兼務(けんむ)」という表現は、「本務とは別の職務・任務を兼ねていること」「一人で二つ以上の職務を担当していること」の意味を持っています。

「兼務」の表現の使い方は「彼女は会計処理だけでなく事務所の電話対応も兼務しています」の例文のように、「本務とは別の職務も兼ねている場合」に使うという使い方になります。

「兼任」と「兼務」の違い!

「兼任」と「兼務」の違い!

「兼任」「兼務」の違いを、分かりやすく解説します。

「兼任」「兼務」もどちらも「同じ職場において、一人で二つ以上の職務(仕事)・役割を兼ねていること」を意味していて、基本的に大きな意味の違いはありません。

そのため、「二つの部署の仕事を兼任しています」という表現は、「二つの部署の仕事を兼務しています」という表現にそのまま言い換えることが可能です。

ただし「兼任」という時には「本務とは別の肩書き・役割を兼ねている」という意味のニュアンスが強くなり、「兼務」という時には「本務とは別の仕事内容・実務内容を兼ねている」という意味のニュアンスが強くなるという違いを指摘できます。

まとめ

まとめ

「兼任」「兼務」の意味の違いを分かりやすく解説しましたが、いかがだったでしょうか?

「兼任」というのは、「一人で二つ以上の職務を掛け持ちすること」を意味しています。

それに対して、「兼務」という表現は「本来の職務とは別の職務を兼ねていること」の意味合いを持っています。

「兼任」「兼務」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。