「内職」と「副業」の違いとは?分かりやすく解釈

「内職」と「副業」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「内職」「副業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「内職」とは?

「内職」とは?

「内職」には3つの意味があります。

1つめは、本業の合間にする仕事です。

本業とは、生活を維持するために必要な金銭の大部分を得ている仕事のことです。

たとえば、会社勤めを月曜日から金曜日までの平日5日間行っており、そこから月30万円の収入を得ていたとします。

これとは別に、動画配信をして月に1万円の収入も得ていたとします。

生活を維持するために必要な金銭を得ている主な仕事は、会社勤めになり、これがこの場合の本業です。

動画配信は「内職」になります。

この言葉には職業の種類の意味は含まれていないので、動画配信以外のことについてもいうことができます。

2つめの意味は、家庭の主婦などが家計の足しになるように自宅で行う賃仕事です。

この仕事には、シール貼り、アクセサリー作り、袋詰め、紙製品の加工、衣服の作製などがあります。

出来高制で賃金が支払われます。

3つめは、授業中に教師に知られないように、授業とは別の勉強をすることです。

今、古典の授業をしているとします。

しかし、ある生徒は数学の問題集をこっそり解いています。

罰としてやらされているのではなく、自ら進んで行っています。

このようなことを指します。

「内職」の使い方

主婦などが自宅で行う賃仕事や、授業中に別の科目の勉強をすることを指して使われる場合が多いです。

「副業」とは?

「副業」とは?

本業の合間に行う仕事のことです。

生活を維持するための賃金の主な収入源とは別に、その合間に行う仕事を指します。

「副業」としてはじめられるものには、さまざまな仕事があります。

たとえば、せどり、写真販売、モニター、フードデリバリー、講師、コンビニや飲食店などのアルバイト、オークションでの販売などです。

得られる収入は、どれくらいの時間仕事を行うのかと、仕事内容によります。

この言葉自体には収入の額の意味は含まれていませんが、本業のかたわらに行うものなので、本業よりも収入は低いことが一般的です。

「副業」の使い方

本業の合間に行う仕事を指して使用する言葉です。

仕事内容は問いません。

「内職」と「副業」の違い

「内職」と「副業」の違い

生活を維持するための金銭の主な収入源の合間に行う仕事、という意味が同じです。

「内職」にはこれ以外の意味もあり、主婦などが自宅で行う賃仕事、授業中に行う別の勉強も指します。

「内職」の例文

「内職」の例文

・『夜遅い時間まで内職をする』
・『シール貼りの内職をしている』
・『内職をしていたら教師に叱られた』
・『内職募集の広告』

「副業」の例文

「副業」の例文

・『副業をはじめる』
・『インターネットを使った副業』
・『勤めている会社では副業が認められている』
・『副業で月2万円を得る』

まとめ

まとめ

生活を維持するための金銭の主な収入源の合間に行う仕事という意味が同じです。

「内職」にはそれ以外の意味もある点が「副業」とは異なります。