「至極」と「すごく」の違いとは?分かりやすく解釈

「至極」と「すごく」の違い言葉・カタカナ語・言語

「至極」「すごく」はよく似た意味を連想させる紛らわしい言葉ですが、「至極」「すごく」の意味・用法の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「至極」「すごく」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。

「至極」とは?

「至極」とは?

「至極(しごく)」という表現は、「この上なく最上(最高)の・きわめて」ということを意味しています。

また「至極」には、「道理(物事の筋道)にかなっていて当然であるさま」「非常にもっともなこと」の意味合いもあります。

「至極」という言葉は、「至極幸せな時間を過ごしました」「至極当然のなりゆきでした」といった例文で使用することができるのです。

「すごく」とは?

「すごく」とは?

「すごく」という言葉は、「程度がはなはだしいこと」「水準(程度)が並外れていて普通ではないさま」を意味しています。

「すごく」という表現は、「すごく大きな鳥が飛んでいました」「あなたの作品にすごく感動しました」などの例文で使うことが可能です。

「至極」と「すごく」の違い!

「至極」と「すごく」の違い!

「至極」「すごく」の違いを、分かりやすく解説します。

「至極」「すごく」も程度がはなはだしいことや著しいことを意味していますが、「至極」のほうが「すごく」よりもその程度が上になっている違いがあります。

「至極」には「この上ないほどに最上(最高)の」という意味のニュアンスがありますが、「すごく」には「最上・最高」というほどの意味合いはないという違いを指摘できます。

また「至極」には「至極もっともなお話だと思います」のように、「道理に従っていてもっとも(当然)なこと」の意味がありますが、「すごく」のほうは「道理・当然」といった意味を持っていないという違いもあります。

まとめ

まとめ

「至極」「すごく」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「至極」というのは、「この上なく最上の・きわめて」「道理にかなっていてもっともなこと」を意味しています。

それに対して、「すごく」という言葉は「程度がはなはだしいこと」の意味合いを持っています。

「至極」「すごく」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。