「中央」と「中心」の違いとは?分かりやすく解釈

「中央」と「中心」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「中央」「中心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「中央」とは?

「中央」とは?

「中央(ちゅうおう)」とは、「円周上や球面上のすべての点から等距離にある点(おおまかな範囲)」「正方形や長方形の対角線が交わる点(おおよそのエリア)」を意味しています。

例えば、「中央部分・中央地区」といった言葉で使用されます。

また「中央」には、「首都」「全体において中枢的な役割を果たす組織・集団」という意味合いもあります。

この意味では、「地方から中央に進出した政治家」「中央の組織で存在感を示す」などの例文で使えます。

「中心」とは?

「中心」とは?

「中心(ちゅうしん)」とは、「円周上や球面上のすべての点から等距離にある点(おおまかな範囲)」「正方形や長方形の対角線が交わる点(おおよそのエリア)」を意味しています。

「中心」という表現には、「全体において重要な役割を果たす人物・もの・物事・組織」「かなめ(要)」という意味合いもあります。

例えば、「彼女はクラスの中心となって活躍していました」「企画部は弊社の中心にある部署です」といった文章で使われます。

「中央」と「中心」の違い!

「中央」と「中心」の違い!

「中央」「中心」の違いを、分かりやすく解説します。

「中央」「中心」「円周上・球面上のすべての点から等距離にある点」「正方形や長方形の対角線が交わる点」といった数学的な意味は共通しています。

この意味でも、正確な一点ではなくて、「おおまかなエリア(範囲)」でも良いというニュアンスがあります。

しかし、「中央」には「中心」にない「首都」の意味がある違いがあります。

「中央進出」という言葉は、「首都に進出すること」を示しています。

また「中央」にも「中心」にも「全体の中枢的な役割を果たす組織」の意味がありますが、「中央」の場合は「組織」だけを指示している違いがあります。

「会社の中央で役割を果たす」「会社の中心で役割を果たす」と言い換えられます。

しかし、「中央」「組織以外の中枢的な役割を果たす人物・もの」を意味しないので、「チームの中心となる選手」「チームの中央となる選手」とは言い換えられないのです。

まとめ

まとめ

「中央」「中心」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「中央」という表現は、「円周上・球面上のすべての点から等距離にある点(おおまかな範囲)」「首都・中枢的な役割を果たす部分や組織」を意味しています。

「中心」というのは、「円周上・球面上のすべての点から等距離にある点(おおまかな範囲)」「全体にとって重要な役割を果たす物や人・かなめ」を意味している言葉です。

「中央」「中心」の意味の違いを詳しく調べたい時は、この記事の内容をチェックしてみてください。