この記事では、「診査」と「審査」の違いを分かりやすく説明していきます。
「診査」とは?
「診査」とは体調や健康に問題がないかを調べることです。
特別な知識のない人が常識と照らし合わせて調べるのではなく、医師のように専門知識がある人が直接問診したり機材を使って検査することを指します。
ただ健康かどうかを調べることを指すのに使う場合もあれば、特定の病気にかかっていないかであったり、血液の成分などが基準値をオーバーしていないかで可否を決める場合に使うこともある言葉です。
「審査」とは?
「審査」とは可否や等級などを定めるために対象を詳しく調べることです。
何を調べるかは場合によって異なり、コンテストであれば参加者のパフォーマンスを調べて優劣を決めますし、金融機関であれば勤続期間などから返済について信用できるかを調べて可否を判断します。
何について判断を下したいかによって何を調べるかも変わり、調べる項目がいくつあるかも千差万別です。
何かの判断を下すために様々なことを詳しく調べるのであれば、何を調べていても審査と言えます。
「診査」と「審査」の違い
「診査」と「審査」の違いを、分かりやすく解説します。
体調や健康を詳しく調べることが「診査」で、何かについて判断を下すための基準と照らし合わせて何かを調べることが「審査」です。
「診査」は何のために調べる場合でも調べるものは健康状態だけですが、「審査」は何のために調べるかによって、何が対象になるかも対象の何を調べるかも変わります。
また「診査」はその結果で病気の有無や可否だけを判断し、他人の結果とは基本的に比べられません。
しかし「審査」は可否だけでなく優劣や等級など他者との比較を目的にすることもあります。
まとめ
人の体や健康について詳しく調べる場合は「診査」で、様々な事柄について詳しく調べる場合は「審査」というのが両者の違いです。
何かのサービスを受けられるかの可否を判断するために調べるという場合、保険などで健康について体を調べるなら「診査」が、金融機関で返済能力や社会的信用を調べられるなどなら「審査」が使われるでしょう。
