この記事では、「質問」と「確認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「質問」とは?
「質問」【しつもん】とは、知りたいことや確かめたいことを明らかにするために尋ねることです。
漢字の「質」は聞いてしっかり確かめること、「問」は尋ねることを意味しています。
これらを組み合わせた「質問」は、不明な点についてしっかり確かめるため尋ねることを表しています。
類義語は「問いただす」「問い合わせる」などです。
「問いただす」の「ただす」は「質す」と書き、「質問」とは同じ意味になります。
「問い合わせる」も確かめるために尋ねることですが、連絡して分からない点を尋ねるといったニュアンスを含みます。
「確認」とは?
「確認」【かくにん】とは、間違いがないかはっきりさせる、異論がないか確かめることです。
漢字の「確」は間違いがないこと、「認」は見きわめること、その通りだと判断することを意味しています。
これらを組み合わせた「確認」は、物事をしっかり見定めたうえでその通りだと判断することを表します。
これは、間違いや異論がないかはっきりさせるため確かめることを指します。
類義語は「認証」「念を押す」「査収」などです。
「認証」はそうであると認めること、「念を押す」はよく確かめること、「査収」はよく確かめて受け取ることを意味し、どれも「確認」と言い換えることができますが、それぞれニュアンスに違いがあります。
「質問」と「確認」の違い
「質問」と「確認」の違いを分かりやすく解説します。
これらは「確かめること」を表した言葉である点が共通しています。
「質問」は「不明な点についてしっかり確かめるため尋ねること」で、「確認」は「間違いや異論がないかはっきりさせるため確かめること」です。
どちらも不明点や疑問点が残らないよう確かめることを意味していますが、「質問」はどちらかというと相手に「問う、尋ねる」というニュアンスが強くなっています。
一方、「確認」は尋ねて確かめることを指すほか、見て確かめる場合も含んでいます。
「質問」の例文
・『説明会の最後に時間を設け、参加者からの質問を受け付ける』
・『面接官の質問に流ちょうに答える』
「確認」の例文
・『車が来ないことを確認してから横断歩道を渡る』
・『忘れ物がないか再度確認する』
・『提出した書類の確認をお願いする』
まとめ
「質問」と「確認」はどちらも確かめることに関連しています。
ただし、確かめ方や言葉の持つニュアンスが異なります。