「節目」と「変わり目」の違いとは?分かりやすく解釈

「節目」と「変わり目」の違い二語の違い

この記事では、「節目」「変わり目」の違いを分かりやすく説明していきます。

「節目」とは?

「節目」「ふしめ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は元の意味で「竹や木材などのコブのあるところ」であり、樹木が生長するに従って自然にできる、継ぎ目の様に見える部分を言います。

2つ目は上記から転じて「ものごとのある区切り目」という意味で、ものごとに一区切りがついて、考え方や方向性が変わるきっかけとなる期間のことを言います。

上記に共通するのは「途中で区切る部分」という意味です。

「節目」の使い方

「節目」「竹や木材などのコブのあるところ」「ものごとのある区切り目」という意味で使われます。

名詞として「節目を迎える・迎えた」と使われたり、副詞として「節目に当たり」などと使われたりします。

日常会話で使われる場合は、あるものごとに一区切りがついて、その後のことや他のことについて考える余裕ができる時期を表します。

行動に変化をもたらすことも多く、結婚したり転職する人もいます。

「変わり目」とは?

「変わり目」の意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの状態が変化する時期」という意味で、今まで続いていたものごとが違う状態になる時期のことを言います。

2つ目は「季節の移り変わる時」という意味で、気温や湿度などが変化して、季節が変わったことを体感できる様になる時期のことを言います。

3つ目は「違っている部分」という意味で、古語に使われています。

上記に共通するのは「変わっていく時」という意味です。

「変わり目」の使い方

「変わり目」「ものごとの状態が変化する時期」「季節の移り変わる時」「違っている部分」という意味で使われます。

名詞として「変わり目になる・なった」と使われたり、副詞として「変わり目で」と使われたりします。

基本的に、今までの状態から違う状態になるのが実感できる時期に使われる言葉です。

「節目」と「変わり目」の違い

「節目」「あるものごとに一区切りがついて、その後のことや他のことについて考える余裕ができる時期」という意味です。

「変わり目」「今までの状態から違う状態になるのが実感できる時期」という意味です。

「節目」の例文

・『尺八は節目も含めて美しい楽器だ』
・『彼は正に今、人生の節目を迎えている』
・『一つの節目を迎えた今、結婚することに決めました』
・『今が良い節目と思い、転職することに決めました』

「変わり目」の例文

・『季節の変わり目ですので、お身体に気を付けて下さい』
・『潮の変わり目にしっかりと注意しておくべきだ』
・『場面の変わり目ごとにヒット曲が流れて飽きさせない様にした』
・『曲の変わり目にドラムが合図を送った』

まとめ

今回は「節目」「変わり目」について紹介しました。

「節目」「一区切りついた部分」「変わり目」「変化する部分」と覚えておきましょう。