この記事では、「エアロゾル感染」と「空気感染」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エアロゾル感染」とは?
「エアロゾル感染」の意味と概要について紹介します。
意味
「エアロゾル感染」とは、「飛沫感染の延長で、病原体を含む液体が、霧やガスの様な状態で空気中に漂い、感染すること」という意味です。
一過性で飛沫よりも細かい粒子が空気中に漂う現象が発生することによるものです。
概要
「エアロゾル感染」は、ウィルスが飛沫より細かい粒子になった為に、すぐに地上に落ちずにしばらく空気中を漂う為に感染することを言います。
現象としては非常に珍しいのですが、「コロナウィルス」も「エアロゾル感染」の可能性があると言われています。
過去のケースとして、「SARSで、アパートの水洗トイレで流した時にエアロゾルが発生して住民に感染した」「ノロウィルスで吐しゃ物が散らばり、エアロゾルが発生した」などがあります。
「空気感染」とは?
「空気感染」の意味と概要について紹介します。
意味
「空気感染」とは、空気中にウィルスが長時間漂い続けることで感染することで、病原体によくある感染経路です。
長時間空気中に漂うことで、一気に感染が広がります。
概要
「空気感染」は、空気中にウィルスが漂うもので、恒常的であり感染が広がり易い特徴があります。
具体的には「麻疹・水痘・結核」などがあります。
「エアロゾル感染」も、最初は飛沫だったものの水分が失われ、空気中を漂えば「空気感染」と同じであると主張する専門家もいます。
「エアロゾル感染」と「空気感染」の違い!
「エアロゾル感染」は、ウィルスが霧やガスなどの細かい粒子となり、一時的に空気中を漂うことで感染することです。
「空気感染」は、ウィルスが空気中に長時間漂い続けることで感染することです。
まとめ
「エアロゾル感染」と「空気感染」は非常に良く似ていて、「同じである」と主張する専門家もいます。
「コロナウィルス」に関してはまだ感染方法が特定されていないので、情報に注意しましょう。