「思い切り」と「思い切って」の違いとは?分かりやすく解釈

「思い切り」と「思い切って」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「思い切り」「思い切って」の違いを分かりやすく説明していきます。

「思い切り」とは?

「思い切り」とは?

「思い切り」とは、名詞で決心をすること、諦めることを意味しています。

「思い切りよく捨てる」と言えば、諦めをつけて捨てることという意味です。

また「思い切りが悪い」とは諦めがつかない、どこか迷いが残っているような状態を言うのです。

「もう思い切りをつけたので大丈夫」「そろそろ思い切る時だろう」などと使います。

また副詞的な使い方をする場合は思う存分にする、という意味になります。

「思い切り体を動かす」「思い切り声を出す」などと使います。

名詞、副詞どちらで使っているのか判断するようにしましょう。

「思い切って」とは?

「思い切って」とは?

「思い切って」とは、副詞的に使う言葉なのですが、やりにくいことを決意してする、という時に使います。

「思い切って彼に告白してみた」「思い切ってやってみることにした」「悩んだけれど思い切って、辞めることにした」などと使います。

「思い切り」と「思い切って」の違い!

「思い切り」と「思い切って」の違い!

「思い切り」「思い切って」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「決心する」という意味合いを持っている言葉ですので、どちらを選んでもニュアンス的には同じように伝わる言葉です。

ですが言葉の意味の微妙な違いがありますので理解しておくようにしましょう。

まず「思い切り」という言葉ですが、これは名詞的、副詞的と二通りに使えます。

名詞的であれば「決心すること」「諦めること」という意味です。

副詞的な場合は「思う存分にやる」という意味となります。

また話し言葉の時は「おもいっきり」という発音になる場合もあります。

一方で「思い切って」です。

この言葉は副詞的に使います。

それまで、やりにくいことに対して決意をして行動するといった意味合いになります。

「思い切って発言する」「思い切って声をかけた」「思い切って入会することにした」などと使います。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「思い切り」「思い切って」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

決心をするという点では同じ意味を持つ言葉ですが、使い方としては分けるようにしましょう。

意味を正しく理解して使いこなしてください。