「リミット」と「リミッター」はよく似ていますが全く違う意味を持つ別の言葉です。
2つの言葉はそれぞれ何を表しているのでしょうか。
この記事では、「リミット」と「リミッター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リミット」とは?
「リミット」とは、「限度」を意味する言葉です。
ある一定の水準が定められている時、そこを超えると定められた水準を超えてしまうギリギリのラインを「リミット」と表現します。
「リミット」をオーバーすると許容範囲を超えることになるためトラブルを招きかねません。
ルールや約束など人によって定められる場合もありますが、自然条件に基づいて決まる「リミット」もあります。
「リミッター」とは?
「リミッター」とは、「制限をかけるもの」という意味で使われる言葉です。
ある物事が制限となる基準を超えないようその手前で働きを抑えたり弱めたりする仕組みを表します。
制限を守るため意図的に設けられるものであり、それがないと基準を超えてしまう恐れがある場合に用いられます。
「リミット」と「リミッター」の違い
「リミット」と「リミッター」の違いを、分かりやすく解説します。
「リミット」はその水準を超えてはいけない限度を意味するのに対し「リミッター」は水準を守るため働きを制限する仕組みを指す、という違いで区別されます。
安全などの理由により設けられる限度が「リミット」で、その限度を守るための仕組みが「リミッター」です。
「リミット」の例文
・『バンタム級のリミットは118ポンドである』
・『刻一刻とタイムリミットが近づいている』
「リミッター」の例文
・『アクセルを踏み込んでもリミッターが働くのでスピードは上がらない』
・『リミッターを解除する』
まとめ
「リミット」と「リミッター」は似ている要素はあるものの表す意味は全く異なります。
ポイントさえ理解すれば難しくないので基準を理解して正しく区別してください。