この記事では、「分科会」と「委員会」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分科会」とは?
「分科会」とは特定の事項に対して専門的に対処するための機関です。
対処するべき複数の事案や事項が持ち上がった時に、それらを一つのチーム全員が全ての事案に対処するよりも、このグループはAの事案このグループはBの事案と、事案や事項ごとに専念して対処するチーム分けをしたほうが、物事を速やかに対処できます。
なので複数の事案や優先順位の高い事項が出た時には、それの対処に専念するための機関を作る必要があり、その機関の呼び名が分科会です。
「委員会」とは?
「委員会」とは複数のメンバーによって合議制で物事を決める機関です。
他の機関や団体から選ばれた人が行政としてある程度の権限を委任された委員となり活動します。
行政からの仕事を行うにしても行政とは別の機関という形を取ることで、中立な立場で政策を実施するというのが役目です。
常に人がいて国や地方公共団体から受けた命令を実施している委員会もあれば、必要に応じて立ち上げられる委員会もあります。
「分科会」と「委員会」の違い
「分科会」と「委員会」の違いを、分かりやすく解説します。
特定の事項に専門的に対処するための機関が「分科会」で、権限を委任された委員によって様々な事項に対処するための機関が「委員会」です。
「分科会」は基本的に常設される機関ではなく、「委員会」の会議でその事項に専念したチームがある方がいいと判断されると立ち上げられます。
関係性としては「委員会」の中で特定の事項に対処するために組織されるのが「分科会」という形です。
まとめ
専門的な技術が必要な事柄や中立の立場が求められる事柄を行うための機関として「委員会」があり、その中でこれは専門的に専念して対処せねばならないと判断すると立ち上げられるのが「分科会」です。
なので「分科会」は専門性の高い「委員会」の内部組織と言えます。