「用」と「要」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「用」と「要」の違いとは?二語の違い

この記事では、「用」「要」の違いを分かりやすく説明していきます。

「用」とは?

「用」とは使うことやしなければいけないことを指す文字です。

なんらかの働きを意味したり、そのための行動やそのために使うということを表します。

そのため用するという場合、それはその道具などを使うということですが、必ずしもそれがなければいけなかったり他のものでは代わりにならないというわけではありません。

道具として使わせたり、その物に求められる動作や働きを実行させるという場合に使われます。

「要」とは?

「要」とは物事の大切な部分を指す文字です。

物事を実行したりなんらかの状態になるために欠かせないものや代わりができないものを表します。

なので要するという場合、それがないと目的が達成できない、実行するにはそれを使う必要があるという意味になり、必然的に要すると言われたものは使われることになるでしょう。

使われることは前提として、それを使わないとうまくいかないというような場合に使われます。

「用」と「要」の違い

「用」「要」の違いを、分かりやすく解説します。

使ったり働かせることを指すのが「用」で、大切な部分や代わりがないようなことを指すのが「要」です。

「用」は道具として使うことを指し、他の道具が代わりになるかどうかという意味は含みません。

「要」はそれがなければいけない、他の物では代わりにならない、そこが肝心というような意味の文字です。

「用」の例文

・『小皿が足りないので茶碗で代用する』
・『電灯を取り替えるなら脚立を用いるべきだ』

「要」の例文

・『事件の解決には時間を要する』
・『顧客のニーズをいち早く把握することが商売の要だ』

まとめ

使うことやそれの働きを指すのが「用」で、一番大切な部分を指すのが「要」です。

どちらも「用する」「要する」のように同じような使い方がされることもありますが、文字の意味を把握すればどういう意図かもわかるでしょう。