「HDD」と「メモリ」はコンピューター用語として混同して使われやすい言葉ですが、アプリ・データなどを保存するハードディスクドライブを意味する「HDD」と「メモリ」の意味はまったく異なります。
この記事では、「HDD」と「メモリ」の意味の違いについて分かりやすく解説していきます。
「HDD」と「メモリ」各々の解釈
「HDD」と「メモリ」のそれぞれの意味や使い方の解釈をします。
「HDD」の意味や表現の使い方
「HDD」という表現は「ハードディスクドライブの略称」であり、「HDD」とは「WindowsのようなOS・アプリケーションソフト(プログラム)・データなどを保管しておく場所・装置」を意味しています。
「HDD」の容量が大きければ大きいほど、より多くのアプリやデータをそのコンピューターに保存・保管することができるのです。
「HDD」の表現の使い方は、「コンピューター(PC)のアプリやデータ、OSを保管する領域・装置」を指して使う使い方になります。
例えば、「今のパソコンはHDDの容量が1TB以上あるものが増えました」などの文章で使えます。
「メモリ」の意味や表現の使い方
「メモリ」という表現は「RAM(Random Access Memory)の略称」であり、「メモリ」とは「コンピューターが何らかのタスク(作業)を処理する場合に使用する作業領域」を意味しています。
「メモリ」は「作業する机の広さ」に喩えられますが、「メモリ」が大きいほど「複数のタスクの処理スピードが速くなる(快適かつ効率的にコンピューターが演算処理できる)」という特徴があります。
「メモリ」の表現の使い方は、「コンピューター(PC)上でタスクを処理する作業領域」を指して使う使い方になります。
例えば、「高性能なメモリを搭載すれば処理速度が速くなります」のような文章で使います。
「HDD」と「メモリ」の違い
「HDD」とは「コンピューター上でOS・アプリ(プログラム)・データなどを保存する場所」を意味していて、「保管する本棚・引き出し」に喩えられます。
それに対して、「メモリ」とは「コンピューター上でタスク(仕事)を演算処理する作業領域」を意味していて、「作業する机・デスク」に喩えられるという明らかな違いがあるのです。
まとめ
「HDD」と「メモリ」の意味の違いについて解説しましたが、「HDD」とは「OS・アプリの保存領域」を意味していて、「メモリ」とは「コンピューター上でタスクを処理する作業領域」を意味しています。
「HDD」と「メモリ」の意味の違いを正しく理解して、内容に応じて適切に使い分けるようにしましょう。