この記事では、「ハードウェア」と「デバイス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハードウェア」とは?
「ハードウェア」とは、形として存在している機器の総称です。
コンピューターの世界では、パソコンに始まり、HDD(ハードディスク)やSSDといったストレージ類、DVDドライブやUSBメモリ、更にはグラフィックボードや内蔵メモリまで、様々な周辺機器やパーツと呼ばれる物がこのように表現されます。
OS上でこれらを使うには、それがきちんと利用できる「ハードウェア」だと認識されている必要があります。
その為には、物理的な接続がきちんとされていることはもちろん、ドライバーによるソフトウェア的な接続も必要になります。
「デバイス」とは?
「デバイス」は、主となる機器に接続して使用することができる機器類の総称になります。
よって、先の「ハードウェア」とほとんど同等の意味になり、それらをきちんとOS上から使うには「デバイスの認識」という、そのデバイスに合った「デバイスドライバー」のインストールが必要です。
共用ドライバーというものもあり、例えば、一般的な2ボタン+ホイールのマウスであれば、特に別にドライバーを必要とせず、OSが標準で内包しているそれによって認識することができます。
「ハードウェア」と「デバイス」の違い
「ハードウェア」と「デバイス」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの言葉は、コンピューターの世界では、同じ意味だと考えていいでしょう。
例として、「デバイスの安全な取り外し」は、「ハードウェアの安全な取り外し」とも表現され、媒体によってどちらも同様の意味で使われています。
ただし、「ハードウェア」の方は、パソコン自体も含む言葉で、「デバイス」は、それに接続して利用する機器だという違いがあります。
また、アプリやプログラム類のことを「ソフトウェア」と呼ぶのに対比する言葉としても利用され、「システムとして、ハードウェア類は安いんだけど、ソフトウェア類は高いと思う」などという使い方もされる言葉です。
まとめ
「ハードウェア」と「デバイス」は、このような違いになります。
パソコン上からは、ほぼ同様の意味になりますが、それ以外で「ハードウェア」の方が意味が広い言葉だと覚えておきましょう。