パソコンやスマホに関する言葉に「インストール」と「アップデート」があります。
このふたつの言葉は何を指すのでしょうか。
今回は「インストール」と「アップデート」の違いについて解説します。
「インストール」とは?
「インストール」とは、「ソフトウェアをコンピュータシステムに導入し使えるようにすること」を意味する言葉です。
コンピュータは本体に当たるハードウェアとハードウェアを動かすソフトウェアのふたつで構成されています。
ハードウェアだけだとコンピュータは動作しません。
ハードウェアシステムにソフトウェアを追加することで様々な作業が可能になりますが「ソフトウェアをシステムに追加して新しい機能を使用可能にすること」を「インストール」といいます。
ソフトウェアは一般的に光学メディアなどの物理媒体もしくはネットワーク経由で提供されますが、入手したソフトウェアをコンピュータの記憶装置に移してプログラムを展開し関連付けなどの設定を行い正常に使えるようにするまでの一連の流れが「インストール」です。
コンピュータに新たなプログラムを追加する様子から転じて「新しく知識や技術を修得すること」を「インストール」と表現する比喩的な使い方も存在します。
「インストール」の使い方
・『パソコンに表計算ソフトをインストールする』
・『怪しげなソフトをインストールするのは危険だ』
・『容量が大きいソフトなのでインストールに時間がかかる』
・『インストール中は絶対の本体の電源を切ってはいけない』
「アップデート」とは?
「アップデート」とは、「古い内容から新しい内容に更新すること」を意味する言葉です。
一般的には「旧バージョンのソフトウェアを新しいバージョンに上書きすること」という意味で使われています。
コンピュータのソフトウェアは不具合の解決や新機能の追加などの理由により発表済みのソフトウェアに対して修正プログラムが提供されます。
「修正プログラムを適用してソフトを更新すること」が「アップデート」です。
不正アクセスへの対応などのため「アップデート」は重要な作業とされていますが、まれに修正プログラムに不具合が存在し更新することで正常に動作しなくなることもあります。
「アップデート」の使い方
・『アプリを最新版にアップデートする』
・『毎月第2火曜日は定期アップデートの配信日だ』
・『不具合を修正するアップデートが待ち遠しい』
・『こまめにアップデートしてくれる企業は信頼できる』
「インストール」と「アップデート」の違い
「インストール」と「アップデート」の違いは「新規と上書き」です。
インストールはソフトウェアを新しくコンピュータシステムに導入する作業を指します。
「アップデート」は既に導入されている「インストール」済みソフトウェアを更新したり修正したりする作業を意味します。
0から1にするのが「インストール」、1から1. 1や2にするのが「アップデート」という違いで区別されます。
まとめ
「インストール」と「アップデート」はスマホの普及により多くの人が使うようになった言葉です。
コンピュータ関連では頻繁に使う言葉なので正しい意味を知っておきましょう。