「差分バックアップ」と「増分バックアップ」はバックアップの方式に関するIT用語ですが、「差分バックアップ」と「増分バックアップ」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「差分バックアップ」と「増分バックアップ」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。
「差分バックアップ」とは?
「差分バックアップ」というIT用語は、「初回バックアップ(フルバックアップ)からの変更点・追加点を、毎回バックアップすること」を意味しています。
「差分バックアップ」は「容量が圧迫されやすい・バックアップ時間が長い」の短所がありますが、「データ復元が簡単(初回バックアップ+差分だけで復元できる)」というメリットもあります。
「増分バックアップ」とは?
「増分バックアップ」というIT用語は、「前回バックアップ時からの変更点・追加点だけを、毎回バックアップすること」の意味を持っています。
「増分バックアップ」は「容量が小さくなりやすい・バックアップ時間が短い」の長所がありますが、「データ復元が複雑になりデータ喪失リスクもある(複数データの増分をつなぎ合わせて復元する必要がある)」というデメリットもあります。
「差分バックアップ」と「増分バックアップ」の違い!
「差分バックアップ」と「増分バックアップ」の違いを、分かりやすく解説します。
「差分バックアップ」は「初回バックアップ(フルバックアップ)からの変更点を毎回バックアップすること」なので、「増分バックアップ」よりも容量が大きくなってバックアップ時間も長くなります。
それに対して、「増分バックアップ」は「前回バックアップ時からの変更点だけを毎回バックアップすること」なので、「差分バックアップ」よりも容量が小さくなりバックアップ時間は短いという違いを指摘できます。
一方で、複数世代にまたがるバックアップになると、「差分バックアップ」のほうが「増分バックアップ」よりも「データの復元」が簡単で喪失リスクが小さいという違いもあります。
まとめ
「差分バックアップ」と「増分バックアップ」の違いを詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
「差分バックアップ」という言葉は、「初回バックアップ(フルバックアップ)との差を毎回バックアップすること」を意味しています。
それに対して、「増分バックアップ」という表現は「前回バックアップの時から変わった分だけを毎回バックアップすること」の意味を持っています。
「差分バックアップ」と「増分バックアップ」の違いを調べたい時には、この記事の内容をしっかり読んでみてください。