「合同」と「共同」はほとんど同じ意味を連想させる紛らわしい二つの言葉ですが、「合同」と「共同」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「合同」と「共同」の違いを分かりやすく解説していきます。
「合同」とは?
「合同(ごうどう)」という表現は、「二つ以上の事物や集団などが合わさって一つになること」や「二人以上の複数の人が一つの場(集団)にまとまること」を意味しています。
「合同」の言葉は、「他の大学と合同で遺伝子解析の研究をしています」などの例文で使用することができます。
「共同」とは?
「共同(きょうどう)」という表現は、「複数の人たちが共通の目的を果たすために力を合わせること、協力し合うこと」を意味しています。
例えば、「大切なサッカーの試合に勝つために、他の部活の人たちも集めて共同しました」のような文章で使えます。
「共同」には、「複数の人々が、対等(同等)な条件で関わりを持つさま」の意味もあります。
例えば、「午後二時に、共同の会議場に集まってください」といった例文で使用することが可能です。
「合同」と「共同」の違い!
「合同」と「共同」の違いを、分かりやすく解説します。
「合同」にも「共同」にも「複数の人・物が一緒に何かをする」という意味のニュアンスがありますが、「合同」のほうが「共同」よりも「複数の人(物事)が同じ集団として一つになる」という意味合いが強いという違いがあります。
そのため、「合同チーム」というと「複数のメンバーが合わさって同一のチームとしてまとまること」を意味しますが、「共同チーム」というと「複数の独立したメンバーが、共通の目的を達成するために暫くの間、集まること」を意味するという違いを指摘できます。
また「共同」には「共同浴場・共同施設」のように、「複数の人たちが同じ立場(同等の条件)で関わりを持つこと」の意味合いがありますが、「合同」にはその意味はありません。
まとめ
「合同」と「共同」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「合同」というのは、「二つ以上の事物・集団などが合わさって一つになること」を意味しています。
それに対して、「共同」という表現は「複数の人が共通の目的を達成するために力を合わせること」や「対等な条件で関わりを持つさま」の意味合いを持っています。
「合同」と「共同」の違いを知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。