「効果」と「効力」の違いとは?分かりやすく解釈

「効果」と「効力」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「効果」「効力」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「効果」「効力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「効果」とは?

「効果」とは?

「効果」「こうか」という読み方になる言葉です。

この「効果」には「ある働きかけによって出て来る目立ったような結果や効き目のこと」を意味しています。

このようにすればこうなるのではないかというような予測・意図を持って使うことになります。

「効力」とは?

「効力」とは?

「効力」「こうりょく」という読み方になります。

この「効力」「効果を及ぼすことのできる力」「法律の働き」、あるいは「薬の効き目」などのことを意味しています。

「効果」と「効力」の違い

「効果」と「効力」の違い

では、ここで「効果」「効力」の違いについて見ていきましょう。

どのような相違点があるでしょうか? 「効果」とは「ある行動・行為・作用によって得られるであろう望ましい結果のこと」のことを指しています。

一方の「効力」「効果を及ぼすことのできる力」のことを意味しているのですが、「効果」「結果」に重点が置かれた言葉と言ってもいいでしょう。

このことから「効果」は、「発生・不発生」に関して主使われる言葉であり、 「効力」「及ぶか及ばないかの範囲」について使われる言葉になるのです。

「効果」の例文

「効果」の例文

では、ここで「効果」の例文について考えてみましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『この1か月の間、かなり集中して勉強をしていたよね。その効果は次の模擬試験で発揮されるんじゃないか?これまであまり勉強をしていなかったお前だけど、目つきが違っていたから、いい結果を出せると思うよ』
・『ここまで思いつくことは全てやってきたと思う。というよりやりつくしたと言ってもいいだろうね。だから結果がどうあれ後悔することはもう何もないさ。まさに完全燃焼したって感じだ。これも君のおかげだ。礼を言うよ』

「効力」の例文

「効力」の例文

次に「効力」でどのような例文があるかを見ていきますが、次のような文章になってきます。

・『ウイルスに冒されてかなり重篤になっているが、この薬の効力ってどんなものだろう?まだ出たばかりだから本当に効くのか不安なんだ。でも、服用できるものはこれしかないものな。仕方ないな』
・『この条件の効力は来月末までなんだ。そのまでに製品を完成させて納入しないと大きなペナルティになってしまうぞ。もう後に引くことができないし、これが失敗すると大きな損失を出してしまうから、会社の経営を傾けてしまう恐れだってあるんだ。しっかりとしなきゃ』

まとめ

まとめ

ここまで「効果」「効力」の意味や違いを見てきました。

普段から使っている言葉ですが、このようにあらためて意味と相違点を調べてみると、意外と理解が不十分だったことを再認識できるのではないでしょうか?

これを機会にしっかりとチェックして正しく理解しておきたいものです。