「画策」と「策略」の違いとは?分かりやすく解釈

「画策」と「策略」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「画策」「策略」の違いを分かりやすく説明していきます。

「画策」とは?

「画策」とは?

「画策」は、自分の為だけに目的を達成するための手段を極秘裏に計画することです。

もしくは、団体が目的の達成のために極秘裏に計画を企てることが「画策」になります。

なお、「画策」は計画の実効性にのみ重点を置いていますので、悪だくみも「画策」になります。

「策略」とは?

「策略」とは?

「策略」は、「画策」と似ており、自分や団体のための目的を達成させるために計画を練ることです。

その上で、「策略」は、必ず相手を陥れることを重視します。

「画策」と「策略」の違い

「画策」と「策略」の違い

「画策」「策略」の違いは、策の練り方が異なり、「画策」は自分や自分が所属する団体のために目的が達成するよう作戦を練るだけで、この作戦は、誰かを陥れる物であってもよいです。

ただ、「画策」は、作戦がバレることをあまり良しとしていません。

一方「策略」は、端から相手を陥れる作戦である必要性があり、相手に損害を与えることで目的という物を達成したとします。

よって違いは作戦の練り方がそもそも異なり、「画策」は自分たちの目的の達成のみに重点を置いて相手に損害等を被らせることもありますが、目的の達成が優先です。

一方で、「策略」は相手への被害を重視です。

「画策」の例文

「画策」の例文

・『どうにか会社の乗っ取りを画策し成功を収める』
この例は、会社の乗っ取りに成功した例です。

「画策」は、極秘裏に作戦を決行させ、成功させることを重きにおいており、この例は作戦が成功しています。

よって、結果として会社を乗っ取ったのです。

「策略」の例文

「策略」の例文

・『策略をもってして会社の乗っ取りを行う』
この例は、会社を乗っ取ることで相手側に対して被害を与えることを重視しています。

「策略」は、目的自体が被害を与えることなのでこの例はまさに会社を奪うことで被害を与えることを意味します。

まとめ

まとめ

「画策」については、相手側に対して被害を与えることが作戦であるとした場合、極秘裏に被害を与えることが重要です。

逆を返せば、極秘裏である部分が露見してバレた場合、これは、「策略」となり、策の内容が相手に被害を与えることであるとバレています。

よって、「策略」は、策を受ける側が看破したとしてもそれは一つの策であるとなり「策略」ですが、「画策」は、策が成功してから初めてこういった作戦だったということが分かるので、違いにおいて作戦成功後に分かる作戦だったという違いと、作戦が成功せずとも相手側が感づく作戦という違いもあるのです。

なお、「策略」は、一応相手側が作戦に気が付いても止められない状況にある場合、成功すれば、「策略」は達成したとなりますが、失敗した場合、策ですらないと言われ、失策となります。

これについては、「画策」も同様で「画策」の場合、バレたら即座に終わりになるため、「画策」とは、集団では行使しない作戦だとも言い切れます。