みなさんは「解読力」と「読解力」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「解読力」と「読解力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解読力」とは?
「解読力」は「かいどくりょく」という読み方になります。
そもそも「解読」は「分かりにくい文章や解き方が解明されいない暗号などを読み解くこと」という意味がある言葉です。
このことから「解読力」は「文章を読んでその内容を理解したり、暗号を読み解く能力のこと」を意味するのです。
「読解力」とは?
「読解力」は「どっかいりょく」という読み方になります。
「読解」自体は「文章を読んでその意味を理解すること」「文章の意味を読み取ること」という意味になります。
このことから「読解力」は「文章を読んでその内容を理解する能力のこと」を指しているのです。
「解読力」と「読解力」の違い
では「解読力」と「読解力」の違いを見ていくことにしましょう。
2つの言葉にはどのような相違点があるのでしょうか?前述の通り、「解読力」は「文章を読んでその内容を理解したり、暗号を読み解く能力のこと」を意味しており、「読解力」は「文章を読んでその内容を理解する能力のこと」を言っています。
このことから「読解力」は文章の内容が意味不明なものを読み解くのではなく、誰でも読むことができる普通の文章が何を言っているのかを理解するこという点で「解読力」とは異なる点と言ってもいいでしょう。
「解読力」の例文
では、ここで「解読力」の例文を見てみることにしましょう。
具体的は以下のような文章が例として挙げられます。
・『田中教授は長年、考古学の研究をしているので、あの難しい遺跡の内容を読み解く解読力を持っているはずだ』
・『彼の解読力を以てしても、A国の暗号を読み解くことができないんだ。最新のコンピューターを利用するすかないな』
「解読力」の例文を見ていくと、暗号や解読困難な歴史的遺物のものを解明していくようなシーンを思い浮かべます。
「読解力」の例文
次に「読解力」の例文を見ていきましょう。
以下のような文章があります。
・『彼の読解力は大したものだな。僅か5分で内容を理解できるんだから』
・『小学3年生になる息子の読解力は高校生レベルなんだ。親の僕でも驚かさせるな』
入試では国語や英語で読解力の試験もありますが、言葉を理解するためには、この能力は物事を理解する上でも重要な才能・スキルと言ってもいいでしょう。
まとめ
ここまで「解読力」と「読解力」の意味や違いを説明してきました。
これらの言葉は仕事をする上でも重要な能力になってきます。
特に「読解力」は進学・就職の段階でもその能力は非常に問われるものになっていくと思われるのです。
そのために日頃から読書したり自ら文章を書く習慣をつけて、能力を高めていく習慣をつけておきましょう。
一朝一夕で身に付くものではありません。