「潰滅」と「壊滅」の違いとは?分かりやすく解釈

「潰滅」と「壊滅」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「潰滅」「壊滅」の違いを分かりやすく説明していきます。

「潰滅」とは?

「潰滅」とは?

「潰滅(かいめつ)」とは、「完全に壊れて(つぶされて)駄目になってしまうこと」を意味している言葉です。

「潰滅」という表現は、「組織・機構などが総崩れになること、消滅すること(ついえること)」を意味しているのです。

例えば、「戦闘によってこの辺り一帯の集落が潰滅しました」「世界恐慌で潰滅的な打撃を受けました」などの例文で使用することができます。

「壊滅」とは?

「壊滅」とは?

「壊滅(かいめつ)」とは、「完全に壊れて(破壊されて)駄目になってしまうこと」を意味している表現です。

「壊滅」という言葉は、「組織・機構・地域などが総崩れになったり消滅したりすること(壊されて滅びること)」を意味しています。

例えば、「ハリケーンによってアメリカの農村が壊滅しました」「壊滅的な損害を免れることができませんでした」といった文章で使われています。

「潰滅」と「壊滅」の違い!

「潰滅」と「壊滅」の違い!

「潰滅」「壊滅」の違いを、分かりやすく解説します。

「潰滅」「壊滅」もどちらも「完全に壊れて駄目になってしまうこと」「組織・機構・地域などが総崩れになって滅びること」を意味している同義語ですが、「潰滅」「潰」「壊滅」「壊」の間には微妙な意味のニュアンスの違いがあります。

「潰滅」という言葉は「形あるものが潰える(ついえる)こと・つぶされて壊れる・つぶれて消滅する」といった意味のニュアンスがあります。

潰滅に対して「壊滅」の表現には、「形あるものが破壊されてなくなること・壊されて消滅する」といった意味のニュアンスがある違いを指摘できます。

また一般的な文章では「潰滅」よりも「壊滅」のほうが良く使われていてポピュラーであり、「壊滅」のほうが「潰滅」よりも一般認知度(読める人の比率)が高いという違いもあります。

まとめ

まとめ

「潰滅」「壊滅」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「潰滅」とは「完全に駄目になってしまうこと・潰えて(ついえて)滅びるというニュアンス」を意味していて、「壊滅」「完全に壊れてなくなること・何かに破壊されて消滅するというニュアンス」を意味している違いがありますが、現代では「潰滅」「壊滅」は辞書的・用法的に同義語になっています。

「潰滅」「壊滅」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。