この記事では、「利益(りえき)」と「ご利益(ごりやく)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「利益」とは?
「利益(りえき)」とは、「事業(ビジネス)などをして得たもうけ・利潤」のことを意味している表現です。
「利益」というのは、具体的には「収益(売上)からその収益を上げるためにかかった費用(コスト)を差し引いたもうけ」のことを意味しています。
会計における「利益」には、「売上総利益・営業利益・経常利益・税引前当期純利益・当期純利益」の5種類があり、後ろにある利益ほど純粋なもうけに近づいていきます。
また「利益」という表現は、「得になること・益になること(何らかの役に立つこと)」の意味合いも持っています。
「ご利益」とは?
「ご利益(ごりやく)」とは、「神仏が人間に与える恩恵・幸福」のことを意味している言葉です。
「ご利益」というのは、「仏の教えに従うことによって得られる恵み・利生(りしょう)」や「仏・菩薩が人々に恩恵をもたらすこと」といった仏教と相関する言葉なのです。
「ご利益」という表現には、「人・金品・物から与えられる恩恵」といった意味合いもあります。
「利益」と「ご利益」の違い!
「利益(りえき)」と「ご利益(ごりやく)」の違いを、分かりやすく解説します。
「利益(りえき)」という言葉は「収益(売上)から費用を差し引いて残ったもうけ」や「得をすること・益になること」を意味していますが、「ご利益」にはそういった「ビジネスのもうけ」という意味合いはありません。
「ご利益(ごりやく)」というのは、「神や仏から人間に与えられる恩恵」や「人間や物・金によって与えられる恩恵」を意味しているという違いを指摘することができます。
「ご利益」には「神仏の教えに従ったり祈ったりすることで幸福が得られる」という意味合いがありますが、「利益」には神仏と関係する意味合いはありません。
まとめ
「利益」と「ご利益」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「利益」とは「収益(売上)から費用を差し引いたもうけ」を意味していて、「ご利益」は「神仏が人間に与える恵み・人や金品から与えられる恩恵」を意味している違いがあります。
「利益」と「ご利益」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。