この記事では、「押し買い」と「押し売り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「押し買い」とは?
「押し買い」の意味と概要について紹介します。
「押し買い」の意味
「押し買い」は「おしがい」と読みます。
意味は、「ある日突然業者が自宅を訪問して、何らかの品物を、法外な安値で強引に持ち去る行為のこと」です。
「押し買い」の概要
「押し買い」は、ある日突然、業者が自宅を訪問してきて、「いらない貴金属はありますか」「使わない食器などはありますか」などと言い、いらないものだけではなく、高価なものまで法外な安値を付けて、強引に持ち去ってしまう悪徳商法のことを言います。
主に専業主婦や、認知症の高齢者など、矢継ぎ早に話されると判断力が鈍ってしまう人達をターゲットにした手法です。
「何でもいいですよ」等と言いながら「もっといいものを」と高価な物を提示させて、大声で威嚇するなどして無理矢理持ち去るケースが多くなります。
「押し売り」とは?
「押し売り」の意味と概要について紹介します。
「押し売り」の意味
「押し売り」は「おしうり」と読みます。
意味は「買う意思のない人に無理矢理売りつけること「相手の気持ちを考えずに、無理に押しつけること」です。
「押し売り」の概要
「押し売り」は、相手に買うつもりがないのに、無理矢理売りつける悪徳商法のことを言います。
主に昭和30年代~40年代頃で、専業主婦が多かった時代に流行った手法で、主婦が一人でいる時間を狙って玄関に上がり込み、低品質のゴムひもや縫い針などを高値で無理矢理売りつける行為です。
玄関に居座られて威嚇されたることで恐怖を感じて、つい応じてしまうケースが多かったのです。
現在では条例により「押し売り」は禁止されています。
また、「親切の押し売り」など、無理矢理気持ちを押し付ける意味で使われることもあります。
「押し買い」と「押し売り」の違い!
「押し買い」は、「業者が自宅を訪問して、品物に法外な安値を付けて強引に持ち去ること」です。
「押し売り」は、「買う意思のない人に無理矢理商品を売りつけること」です。
まとめ
今回は「押し買い」と「押し売り」の違いをお伝えしました。
「押し買い無理矢理買い取る」、「押し売りは無理矢理売りつける」と覚えておきましょう。