この記事では、共に「おじ」と発音する「叔父」と「伯父」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叔父」とは?
「叔父」は、両親どちらかのの弟という続柄になる親戚を表現する為の言葉です。
口語では以下に紹介する「伯父」と発音が一緒の為、両親の男性の兄弟は特に意識することなく全て「おじ」で構いませんが、記載ではこちらの「叔父」と、下記の「伯父」を使い分ける必要があります。
両親のうち、どちらの弟かは関係ありませんが、姉や妹、兄には使うことができない表現です。
「伯父」とは?
こちらの「伯父」は、両親のどちらかの兄を指して使います。
つまり、弟であれば「叔父」、兄の場合は「伯父」となります。
尚、両親のどちらかの姉妹は共に発音では「おば」と呼び、妹なら「叔母」、姉の場合は「伯母」と記載します。
こちらも口語では特に区別する必要はありません。
「叔父」と「伯父」の違い
「叔父」と「伯父」の違いを、分かりやすく解説します。
ここまでをまとめると、両親のうちのどちらかの弟は「叔父」で、兄は「伯父」、発音は共に「おじ」となる為、記載以外では特に使い分ける必要はありません(発音なら同じ為)。
女性の兄弟の場合は、妹なら「叔母」、姉は「伯母」となり、こちらも発音は共に「おば」となります。
この4つの言葉は、記載では使い分けないと、兄なのか妹なのかと分からなくなってしまうので、両親より年下の場合は「叔」、年上の場合は「伯」が頭に付くと覚えると分かりやすいです。
発音が一緒の為、「叔父」や「叔母」といった片方しか知らない、そちらしか存在しないと思っているような人も少なくない為、4つあることをここで覚えておいたください。
まとめ
「叔父」と「伯父」は、このような違いになります。
これらは、記載でこそ違いが分かる言葉です。
「叔母」と「伯母」も合わせて、これらはきちんと使い分けられるようにしておきましょう。
