この記事では、「cpu」と「gpu」の違いを分かりやすく説明していきます。
「cpu」とは?
「cpu」とは、「Central Processing Unit」の頭文字から来ているコンピューター用語になります。
「cpu」は日本語で「中央演算処理装置」と呼ばれています。
「cpu」は「シリコン基板の表面に数億個以上のトランジスタを設置している部品」です。
「cpu」は「パソコンの頭脳に相当する装置」で、入出力装置やメモリと接続して「演算+制御」を行っています。
「cpu」の性能は「クロック周波数(Hz)」で表示されていて、「2GHz」であれば「1秒間に20億回の処理」ができます。
現在の「cpu」は、「マルチコアの並列処理」が一般的になっています。
「gpu」とは?
「gpu」とは、「Graphics Processing Unit」の頭文字を取ったコンピューター用語です。
「gpu」は日本語で「画像処理装置」といわれています。
「gpu」は1999年に「NVIDA」が開発した「画像や映像の情報処理に特化した装置」なのです。
「gpu」は「シンプルな高速計算」を得意としているため、「大容量の画像(3Dグラフィック)・映像のなめらかな処理」に適している装置なのです。
「gpu」は、「膨大な容量のデータ処理」を行う「AIのディープラーニング(機械学習)」にも利用されています。
「cpu」と「gpu」の違い
「cpu」と「gpu」の違いを、分かりやすく解説します。
「cpu」と「gpu」はどちらもコンピューターに搭載されている処理装置です。
「cpu」が「汎用的な用途・全般的な入出力の処理」に使用されているのに対して、「gpu」は「主に容量が大きくなる3Dグラフィックス・画像・映像の処理」に使われている違いがあります。
「cpu」のコア数は多くても数個~数十個程度ですが、「gpu」は数千個もあるという物理的な違いがあります。
また「cpu」は「複雑な演算処理」を得意とするのに対して、「gpu」は「単純作業かつ大容量の画像(映像)データ処理」が得意である点が違っています。
「cpu」の例文
・『cpuの処理性能が高いほどパソコンの価格は高くなりますが、複雑な演算処理を行うアプリを使うのであればcpuのクロック数は重要です』
・『cpuがいくらハイスペックでも、重たい3Dグラフィックな滑らかに動かすためには高性能なgpuも必要になってきます』
「gpu」の例文
・『パソコンの普及段階ではgpuにはほとんど注目が集まっていませんでしたが、近年のパソコンはgpuも高性能な製品が選ばれるようになっています』
・『gpuの需要は、3Dグラフィックを多様したゲームの登場や人工知能の機械学習によってさらに強まってきています』
まとめ
この記事は、「cpu」と「gpu」の違いを説明しましたがいかがでしたか?「cpu」とは「パソコンに必ず搭載されているデータを受け取って計算する中央演算処理装置」、「gpu」は「CPUからの命令を受けるかたちで画像処理・AIの学習を行う処理装置」を意味している違いがあります。
「cpu」と「gpu」の違いを知りたい人は、この記事の内容をチェックしてみてください。