この記事では、「x86」と「x64」の違いを分かりやすく説明していきます。
「x86」とは?
「x86(エックスはちろく)」とは、「パソコンのCPU(中央演算処理装置)が取り扱える情報量が32ビットであること」を意味しているパソコン用語です。
「x86」のCPUが扱える情報量は、「2の32乗=約43億」という大きな数字・量になります。
「x86」という名称は、1978年にIntel社が開発した32ビットのMPU(マイクロプロセッサ)の型番が「8086」だったことに由来しています。
「x64」とは?
「x64」(エックスろくよん)とは、「パソコンのCPU(中央演算処理装置)が取り扱える情報量が64ビットであること」を意味しているパソコン用語です。
「x64」のCPUが扱える情報量は、「2の64乗=約1845京」という驚異的な数字・量になります。
「x64」という名称は、2003年にAMD社が64ビットのMPUを実装して発売した「AMD64」に由来しています。
「x86」と「x64」の違い!
「x86」も「x64」も「パソコンの頭脳部分であるCPU(中央演算処理装置)が取り扱うことができる情報量」を意味しているという点では同じですが、「x86」は「32ビットの情報量」を意味していて、「x64」は「64ビットの情報量」を意味しているという違いがあります。
2020年現在の時点で売られている主流のパソコンは、32ビット版の「x86」ではなく64ビット版の「x64」になっている違いもあります。
32ビットのCPUを搭載している「x86」が「x32」ではない理由は、1978年にIntel社が32ビットのMPU(マイクロプロセッサ)を開発してその型番が「8086」だったからですが、「x64」は2003年に発売されたAMD社の「AMD64」の名前にちなんでいる違いも指摘できます。
まとめ
「x86」と「x64」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「x86」というパソコン用語は「パソコンのCPUが処理できる情報量が32ビット(約43億)であること」を意味していて、「x64」というのは「パソコンのCPUが処理できる情報量が64ビット(約1845京)であること」を意味しているという違いがあります。
「x86」と「x64」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。