「更生」と「更正」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「更生」と「更正」の違いとは?二語の違い

この記事では、「更生」「更正」の違いを分かりやすく説明していきます。

「更生」とは?

更生とは、反省して心を入れ替えたり好ましくない生活態度を改めたりすることをいいます。

また、生き返ることとか新しく変わることといった意味もあります。

更生と書いて「こうせい」と読みます。

精神的及び社会的に良い方向に変わることを表しており、立ち直るといった意味が含まれています。

それから破産した会社を再建することを更生といったりもします。

会社更生法という法律もあります。

「更正」とは?

更正とは、改めて正しくすることをいいます。

間違っているところを直すことを表しています。

更正と書いて「こうせい」と読みます。

公的な申告や登記事項の間違いを正す場合に用いられる言葉です。

例えば確定申告をした際などに、納める税金が多すぎたり還付される税金が少なかったりすることがあります。

それを正しい額に直すのが更正で、正しい額への訂正を求める手続きは更正の請求手続きと呼んでいます。

「更生」と「更正」の違い

更生も更正も「こうせい」と読みますが、その意味には違いがあります。

更生は反省して心を入れ替えたり好ましくない生活態度を改めたりすることで、更正は間違っているところを正しくすることです。

更生には生き返るといった意味もあります。

「更生」の例文

・『彼は若い頃は親に心配をかけてばかりいましたが、今はすっかり更生して孝行息子と呼ばれています』
・『薬物犯罪を犯した人の更生施設が少ないと思います』

「更正」の例文

・『登記事項の誤りについて更正しました』
・『確定申告で税額を多く申告していた場合には、更正の請求手続きをすることで納めすぎた税金が還付されます』

まとめ

更生も更正も「こうせい」と読みますが、その意味は違っています。

更生は反省して心を入れ替えたり好ましくない生活態度を改めたりすることで、更正は間違っているところを正しくすることです。