この記事では、「体脂肪率」と「BMI」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体脂肪率」とは?
「体脂肪率」とは、生物の体重のうち、脂肪が占める重さの割合のことです。
主に人間に対して用いられる言葉で、これが大きいといわゆる「肥満」と呼ばれることになり、色々な病気の原因となってしまうことがあります。
ただし、低ければいいというものでもなく、適度な脂肪は逆に付いていないといけません。
それによって寒さを凌ぐことができたり、いざとなった時にはそれがエネルギーに変換される為、極端に少なくてもいいことはありません。
年齢によっても適切なこの「体脂肪率」はことなりますが、男性は約14~23%、女性は約17~27%がそれだと言われており、男性で25%以上、女性で30%以上だと「肥満」という判定になり、健康の為に食事制限や運動などによって適性な範囲にまで落とすことが求められます。
「BMI」とは?
「BMI」は、“Body Mass Index”の略で、「ボディマス指数」とも呼ばれます。
人間の身長と体重から算出した体格指数で、体重(キログラム)÷身長(メートル)の2乗という計算式で求めることができ、例えば、身長が170センチ、体重が55キロの人であれば、55÷2.89(1.7^2)で、約19となります。
これが18.5~25未満だと適性な範囲だと言われており、やせていることも、太っていることもない標準体型(の範囲内)と表現することができます。
22が一番理想的で、25以上は「肥満」だと判断されます。
「体脂肪率」と「BMI」の違い
「体脂肪率」と「BMI」の違いを、分かりやすく解説します。
「体脂肪率」は、体重における脂肪の割合のことで、「BMI」は、体格を基準によって指数で表したものになります。
共に「肥満」の判定の為に使われることが多く、「BMI」は、身長と体重だけで簡単に算出することができる為、世界で用いられている最も一般的な基準となっています。
まとめ
「体脂肪率」と「BMI」は、このような関係になります。
現在では簡単に「体脂肪率」が分かる家庭用の体重計なども発売されていますが、まずは簡単に計算できる「BMI」を算出してみるのがいいでしょう。