「白米」と「精米」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「白米」と「精米」の違いとは?二語の違い

この記事では、「白米」「精米」の違いを分かりやすく説明していきます。

「白米」とは?

「白米」【はくまい】とは、「玄米」を精製して付着している胚芽とぬかを除去した米のことです。

米は、稲の実からもみ殻を除去すると「玄米」になります。

「玄米」はぬかが多く残っているために茶色い色をしています。

「玄米」を精製し、米に含まれる胚芽の部分と表面を覆うぬかを取り除くと米は白くなり、「精白米」【せいはくまい】と呼ばれるようになります。

また「精白米」で炊いたご飯は白いことから、「玄米」で炊いた茶色いご飯や雑穀をブレンドした米で炊いたご飯と区別する意味で、炊いたご飯も「白米」と呼ばれることがあります。

「白米」で炊いたご飯は「白飯」と呼ばれるほか、真っ白くてつやつやしていることから「銀シャリ」とも呼ばれます。

「精米」とは?

「精米」【せいまい】は、「玄米」を精製してぬかを除去する工程のことです。

「玄米」の表面にはぬかが多く残っているため、炊いたご飯は独特のにおいや風味があります。

そこで、おいしいご飯が炊けるように玄米をついてぬかを除去し、においや色の付いていない白い米に精製する工程が取られています。

「精米」の工程は、ぬかを除去する割合によって「三分づき」「五分づき」「七分づき」などに分かれます。

「三分づき」「玄米」に近いので「玄米」の栄養は多く残されますが、「玄米」特有のにおいも残ります。

「七分づき」はぬかが七割がた除去され「白米」に近いので、においが少なく「玄米」に慣れていない人も食べやすい米になっています。

そして、ぬかを十分取り除いたものが「精白米(白米)」にあたります。

また、「精米」は工程を表す用語ですが「精白米」自体を「精米」と表記されることもあります。

「白米」と「精米」の違い

「白米」「精米」の違いについて解説します。

この二つの用語は、本来は別の意味を持っているのですが、時に同じものを指して使われることがあります。

「白米」「玄米」の表面を覆うぬかなどを除去した白い米のことです。

「精白米」ともいいます。

「精米」「玄米」をついてぬかをなくす工程を指す用語です。

つまり、「玄米」「精米」したものが「白米」になるのだといえます。

ただし、「精米」「精白米」そのものを指すこともあります。

ですから、時としては「白米」「精米」が同じ「精白米」を指していることにもなるのです。

まとめ

「白米」「精白米」の別の呼び方です。

また、「白米」「玄米」「精米」してぬかを十分除去した米にあたります。

ただし、「白米」「精白米」「精米」と呼ぶこともあるので、場合によってはこれらは同じ白い米を指すことになります。