「純銀」と「シルバー」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「純銀」と「シルバー」の違いとは?二語の違い

この記事では、「純銀」「シルバー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「純銀」とは?

純銀とは、銀の含有率が99.9%以上のものをいいます。

金属の純度は千分率で分類されており、シルバー1000は純度が100%の銀のことを表します。

シルバー999は純度が99.9%の銀で、シルバー1000とシルバー999は純銀になります。

ピュアシルバーやファインシルバーと呼ばれることもあります。

純銀は純度が高く柔らかい素材なので、アクセサリーの加工には向きません。

ちょっとした衝撃でも変形してしまうからです。

「シルバー」とは?

シルバーとは銀や銀製品、銀色のことをいいます。

英語のsilverをそのまま日本語読みした言葉で、貴金属の1つでもあります。

アクセサリーなどの装飾品や工芸品、硬貨などに用いられています。

また、高齢者のことをシルバーと表現することもあります。

「純銀」と「シルバー」の違い

シルバーは銀のことなので、純銀とシルバーは同じものです。

ただし、アクセサリーなどの素材として考える場合には、シルバーには純銀だけではなく銅など他の金属を混ぜたものも含まれます。

銀の純度が92. 5%のものはスターリングシルバーと呼ばれており、7. 5%は他の金属が混ぜられています。

純銀に比べて硬度が高いので、キズがつきにくいという特徴があります。

そのためアクセサリーや食器、カトラリー、楽器などの素材として用いられることが多いです。

純銀製のアクセサリーは加工が難しいので主流ではありませんが、銅が含まれていないため金属アレルギーが起こりにくいというメリットはあります。

スターリングシルバーに比べて純銀の方が、加工に手間がかかります。

それからシルバーには、銀の純度が95. 8%のブリタニアシルバーや純度が90%のコインシルバーなどもあります。

まとめ

純銀は純度が99.9%以上のシルバーのことです。

シルバーという場合、他の金属を少し混ぜたものも含まれます。