この記事では、「年度」と「年次」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年度」とは?
「年度」とは、学校や企業での1年という単位に当たる4月1日~翌3月31日を指して使う言葉です。
「2019年度」と言えば、2019年4月1日~2020年3月31日の1年間を指していると考えてください。
学校では、毎年4月1日になると新学期となり、「年度」が変わることになり、企業でもこの「年度」単位で色々な計画を立てたり、決算が行われます。
尚、これは日本の話で、アメリカでは10月1日~翌9月30日となっているのが通常で、その他の国でも日本とは違うことがあるので注意してください。
「年次」とは?
「年次」は、1年単位、1年ごとという意味で使われる言葉です。
「年次10万台の生産を予定している」と使った時には、1年で10万台が生産される予定という意味になり、「年次、報告書にまとめてある」とされると、1年ごとの報告書が存在することになります。
尚、ビジネスで使われる場合には、この1年とは、先の「年度」単位のことが多いですが、1月1日~12月31日として使うこともできる言葉なので、どちらともとれるような時には、そのどちらなのかの確認が必要です。
「年度」と「年次」の違い
「年度」と「年次」の違いを、分かりやすく解説します。
「年度」は、日本では4月1日~翌3月31日の単位での1年として使われます。
ただし、アメリカでは10月1日~翌9月30日となっているなど、世界共通の見解という訳ではありません。
「年次」は、1年ごとの単位の表現で、その1年については、普通に1~12月という考え方もできる為、「年度」と一致しているという訳でもなく、場合によってはそれを確認しないといけません。
まとめ
「年度」と「年次」は、このように違います。
どちらもビジネスではよく使われる言葉なので、きちんと意味を覚えておきましょう。