「G7」と「G8」の違いとは?参加国についても詳しく解説!

「G7」と「G8」の違い言葉・カタカナ語・言語

この「G7」は、年に一度のその会議の前になると、テレビでよく見聞きすることになる言葉です。

「G7」とは?

「G7」とは?

「G7」とは、英語で“Group of Seven”と表記される世界の「先進7ヶ国」を表す言葉です。

2019年現在、アメリカ、フランス、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダがその7ヶ国となっています。

これらの国の持ち回り制で、各国の首脳が集まる国際会議が原則的に年に一度開催され、世界をとりまく諸問題が話し合われています。

その国際会議は「G7サミット」と呼ばれ、先の7ヶ国以外の首脳以外にEU(欧州連合)の理事会議長と委員会委員長が参加します。

元は先の中の5ヶ国だけで構成された「G5」でしたが、1975年にイタリア、1976年にカナダが加わって「G7」となりました。

1998年からロシアもこれに加わりましたが、2014年にウクライナ領だったクリミア半島を属領とした行為が非難され、「資格停止」という処分になってしまいました。

この処分は2019年現在でも解除されていません。

「G8」とは?

「G8」とは?

「G8」は、ロシアも含めて「先進8ヶ国」となっていた時代の呼び方です。

1998~2014年までのことで、その2014年に先の資格停止が他の7ヶ国によって決定した為、それからは「G7」となっています。

尚、この「G7」「G8」の他に、「G20」(“Group of Twenty”)という「先進国に新興国を加えた主要20ヶ国」と呼ばれる別の枠組みも存在し、2019年現在、ロシアも参加しています。

こちらでも毎年持ち回り制による国際会議が開催されており、2019年は日本の大阪がその開催地でした。

「G7」の7ヶ国とその他の13ヶ国で構成されている為、話し合われるテーマもその分広くなり、「G7」で挙がった課題や問題とはまた別のものとなります。

まとめ

まとめ

中国は「G20」には参加していますが、「G7」には参加していません。

また「G20」にはEUが1ヶ国として参加しており、それも含めて20ヶ国(EUの中の国と被っています)となっています。

「G7」「G8」と共に、これらも合わせて覚えておきたいところです。