この記事では、「必要」と「必至」の違いを分かりやすく説明していきます。
「必要」とは?
「必要」の意味と使い方について紹介します。
意味
「必要」は「ひつよう」と読み、「なくてはならないこと」「どうしてもしなければならないこと」という意味です。
使い方
「必要」は形容動詞で、「必要だ・である」と使ったり、「必要な書類」などと名詞を修飾して使います。
対象となる「人・物・行為」が、それがないとものごとが成り立たない「条件」である時に使われます。
「要」は「かなめ」とも読み、「ものごとの最も大切な部分」という意味があり、「外せない重要なもの」という意味で使われているのです。
「必要」だけだと「絶対条件」になりますが、「必要に応じて」と使う場合は本人の判断に任されます。
「必至」とは?
「必至」の意味と使い方について紹介します。
意味
「必至」は「ひっし」と読み、「その結果になることが避けられない様子」という意味です。
使い方
「必至」は形容動詞で、「必至だ・である」と使ったり、「必至の状況」など名詞を修飾して使います。
「そうなる可能性が非常に高いこと」を表し、単に予想されるだけではなく、「確実に」「絶対に」に近い言葉です。
ビジネスで「来年度は赤字必至である」と言えば、きちんと財務分析を行った上で「間違いなくそうなる」と判断されたことを表します。
「必要」と「必至」の違い!
「必要」は「それがなくてはものごとが成り立たないこと」です。
「必至」は「その結果になることは避けられない様子」です。
まとめ
「必要」と「必至」は、意味が全く違います。
ビジネスでもよく使われる言葉ですので、混同しない様にしましょう。