「人柱」と「生贄」の違いとは?分かりやすく解釈

「人柱」と「生贄」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「人柱」「生贄」の違いを分かりやすく説明していきます。

「人柱」とは?

「人柱」とは?

「人柱」とは「ひとばしら」と読みます。

意味は橋、堤防、城などを作る際に工事の完成を祈ったり、神々のたたりがないように、生きている人を水底、地中などに生き埋めにすること、生き埋めにされた人のことを言います。

またある目的の為犠牲になった人という意味合いもあります。

現代において前者の意味はとてもむごいものに感じます。

この言葉を実際に使うとしても後者の意味がほとんどでしょう。

「生贄」とは?

「生贄」とは?

「生贄」とは、神、霊といった存在に対しての供え物として、生きている人間、動物を捧げることを言います。

またある物事、人の為に命をかけて尽くすといったことも「生贄」と表現します。

一言で言えば「生贄」とは「犠牲になる」ということです。

「人柱」と「生贄」の違い!

「人柱」と「生贄」の違い!

「人柱」「生贄」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は「犠牲」といった意味合いでは共通点があります。

ですが言葉の意味としては違いますので、正しく理解して使い分けていくようにしましょう。

まず「人柱」ですが、これは犠牲になるのは「人間」です。

昔は工事の完成を祈る、神々の心を和らげるといった意味で生きている人を水底、地中に生き埋めにするといったことがあったのです。

現代においてはそのような意味ではなくある目的の為犠牲になった人という意味で使うことが一般的です。

そして「生贄」ですが、こちらは神や霊に対しての供え物という意味になります。

犠牲となるのは生きている人間、もしくは獣です。

必ずしも人間ではないというのが「人柱」との大きな違いです。

それ以外の意味としてはある物事、人の為に命をかけて尽くすといったものがあります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「人柱」「生贄」二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれ「犠牲」といった意味合いが同じですが、内容的に違いますので、正しく理解して使い分けてください。