この記事では、「要因」と「原因」の違いを分かりやすく説明していきます。
「要因」とは?
「要因」の意味と使い方について紹介します。
意味
「要因」は「よういん」と読み、「ものごとがそうなるに至る、主なできごと」という意味です。
使い方
「要因」は、あるものごとを成り立たせる要素のことを言い、一つだけとは限りません。
例えば「寝坊をした」という結果がある場合、「要因」として「夜更かしをした」「お酒を飲み過ぎた」「目覚まし時計が壊れていた」などがあります。
これら一つ一つの理由が集まって「要因」となるのです。
「要因」は悪いことばかりとは限らず、「勝利の要因」など良い意味みも使われます。
「原因」とは?
「原因」の意味と使い方について紹介します。
意味
「原因」は「げんいん」と読み、「あるものものごとが生じる元になることがら」という意味です。
使い方
「原因」は、ある変化や状態が引き起こされる元になるものごとのことです。
直接的にそのものごとを引き起こした理由であり、因果関係がはっきりとしているものを表します。
例えば「寝たばこによる火事」が生じた場合、燃えやすいものが近くにあったり、火の始末が不十分だったなどは「要因」で、「寝たばこ」が「原因」になります。
「原因」は基本的に「良くないこと」が起きた時に使われる言葉です。
「要因」と「原因」の違い!
「要因」は、「あるものごとを成り立たせる複数の出来事」のことです。
「原因」は、「あるものごとを引き起こした一つの出来事」のことです。
まとめ
「要因」と「原因」は、背景的なものか、直接的なものかという違いがあります。
はっきりとした違いがあるので、使い分けできる様にしておきましょう。