2019年は日本もラグビーのワールドカップで大いに盛り上がりました。
スポーツバーなど街の至る所にファンが集まり、興奮のるつぼとなっていたのですが、普段あまりラグビーに興味のなかった人まで「にわか」ファンとなっていました。
そこで今回は、「にわか」やこれに似たような「ミーハー」について見ていきたいと思います。
「にわか」の意味や使い方
「にわか」とは「何もなかったことから急にある変化が起こり動作し始めること」や「予期せぬところで不意に起こること」という意味があります。
そんなことから「にわかに信じられない」というような使い方をすることができます。
「ミーハー」の意味や使い方
「ミーハー」は、「それまで全く興味がなかったのに、世の中の流行や話題となったスポーツ選手や音楽バンドなどに急に関心を示すこと」や「そのような人」ということを意味しています。
「にわか」と「ミーハー」の違い
これら「にわか」と 「ミーハー」の2つの言葉を並べてみると、かなり近い意味があるように思われますが、各々異なる解釈をすることができます。
「ミーハー」は、「世間で流行していることに乗せられたようになり、急に熱中する人」を指しています。
しかし、「にわか」は、そんな世間の騒ぎや流行とは関係なく、「急に何かを好きになること」という意味で理解することができます。
また、「にわかファン」と呼ばれる人は、しばらくすると、関心が醒めてしまうのですが、「ミーハー」は、ますます本格的にのめり込んで好きになる」人もいることがあります。
「にわか」を使った例文と意味を解釈
「君の言っていることは、にわかには信じられない。もう少し様子を見ていくことが大切だ」
このような場面で使われる「にわか」には「すぐさま」という意味があります。
人の言っていることを鵜呑みすることは、ある意味、とても危険なことでもあります。
不用意に信じてしまったことで、大変はことになるのですから、冷静に物事を見る必要があります。
「ミーハー」を使った例文と意味を解釈
「彼女は見た目よりよりも、かなりミーハーなところがあるね」
とても落ち着いているように見える人でも、実際には全く違ったタイプの人ということが、とてもよくあります。
一見静かに見えていた彼女は、ある音楽バンドのことになると、「ミーハー」であったというケースもあります。
でも、このギャップが人間的な魅力に写ることもあります。
まとめ
「ミーハー」や「にわか」という言葉の意味や使い方を紹介してきました。
どちらの言葉もあるテーマや音楽、スポーツなど一時期は強烈に熱が高まっていく点では同じことのように思えます。
しかし、その気持ちの高まりが「にわかファン」のようなものであったなら、これから色々なスポーツイベントが流行ってきた時に、とても盛り上がる一方で、イベントが終わり次第、急速に静まり返っていくのであれば、何かとても寂しい気持ちになってしまいます。