この記事では、「慟哭」と「号泣」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。
「慟哭」とは?
「慟哭」の意味と使い方について紹介します。
意味
「慟哭」は「どうこく」と読み、「悲しみのあまりに声を上げて泣くこと」という意味です。
使い方
「慟哭」は、悲しいことがあり、声をあげて嘆き、激しく泣くことを言います。
「慟」は「なげく」「大声で泣く」という意味ですが、通常「慟哭」の他に使うことはまずありません。
「哭」も「大声で泣く」という意味です。
「慟哭」で、「大声で泣く」という同じ意味を重ねて強調している言葉になり、それだけ悲しみが深いことを表しているのです。
由来は、中国の歴史的書物である「論語」の一節で、孔子が、弟子が亡くなった時に悲しみのあまりに「慟哭した」という内容からきています。
「号泣」の違いとは?
「号泣」の意味と使い方について紹介します。
意味
「号泣」は「ごうきゅう」と読み、「大声をあえて泣き叫ぶこと」という意味です。
使い方
「号泣」は、大声を上げて泣くこと全般を表す言葉です。
「慟哭」が「悲しみのあまりに泣くこと」であるのに対して、「号泣」は、理由は関係ありません。
悲しくても、嬉しくても、感動しても、怒っても、大声で泣く時に使われるのです。
2014年に政治家が「号泣会見」をして注目されましたが、理由がはっきりしていなくても、大声で泣きながら会見したことでこの様に言われているのです。
「慟哭」と「号泣」の違いの違い!
「慟哭」は、「悲しみのあまり声をあげて激しく泣くこと」です。
「号泣」は、「理由は何であれ、大声をあげて泣くこと」です。
まとめ
「慟哭」と「号泣」は、泣く理由が違います。
悲しみを表す時には「慟哭」、泣き叫んでいるという事実を伝えたいだけの時には「号泣」を使いましょう。