「文献」と「書物」と「書籍」の違いとは?分かりやすく解釈

「文献」と「書物」と「書籍」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「文献」「書物」「書籍」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ、この3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「文献」とは?

「文献」とは?

「文献」「ぶんけん」と読みます。

「文献」は、「昔の制度や文物を知るよりどころとなる記録、言い伝え」という意味があります。

ちなみに、「文献」「献」には、「賢人(けんじん)」という意味があります。

過去の時代にどのような制度が採用されていたか、どのような文書が書かれていたかなどを知ることができる記録のことを、「文献」と呼びます。

また、「文献」には、「研究上、参考資料となる文書や書物」という意味があります。

「文献」の言葉の使い方

1000年前に書かれた書物を読み、当時の社会制度を知る場合は、「1000年前の文献から、当時の社会制度を知る」などという文章を作ることができます。

また、研究のために必要な本を読むとき、「研究のため、参考文献を読む」などという文章にできます。

「書物」とは?

「書物」とは?

「書物」「しょもつ」と読みます。

「書物」は、「本。

書籍」
という意味があります。

本屋や図書館には、様々な本がありますが、これらの本のことを、「書物」と呼びます。

「書物」の言葉の使い方

本屋で購入した本を読みながら、ランチを食べるような場面では、「本屋で購入した書物を読みながら、昼食を食べる」などという文章を作ることができます。

「書籍」とは?

「書籍」とは?

「書籍」「しょせき」と読みます。

「書籍」は、「文章や絵画などを、筆写、または印刷した紙の束を綴じ合わせて、表紙を付けて保存しやすいようにしたもの」という意味があります。

「書籍」には、巻物仕立ての場合もあります。

一般的には、雑誌と区別して、単行本や文庫本などのことを意味する言葉になります。

「書籍」の言葉の使い方

本屋で、雑誌コーナーではなく、それ以外の本が売られているコーナーに行く場合は、「書籍コーナーで、単行本を選ぶ」などという文章にできます。

「文献」と「書物」と「書籍」の違い

「文献」と「書物」と「書籍」の違い

「文献」には、「研究上、参考資料となる文書や書物」という意味があります。

また、「書物」は、「本。

書籍」
という意味があります。

さらに「書籍」は、「文章や絵画などを、筆写、または印刷した紙の束を綴じ合わせて、表紙を付けて保存しやすいようにしたもの」という意味があります。

どれも本に関連した意味を持つ言葉という共通点があります。

ただし、「文献」は研究上参考資料となる物を指します。

「書物」「書籍」は、本のことを意味し、基本的に同じ意味を指します。

「書籍」には、「雑誌以外」という意味があるため、その点が、「書物」「書籍」の違いになります。

まとめ

まとめ

「文献」「書物」「書籍」の違いについて見てきました。

3つの言葉には微妙な違いがありました。

3つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。