この記事では、タロットの「マルセイユ版」と「ウェイト版」の違いを分かりやすく説明していきます。
タロットの「マルセイユ版」とは?
タロットの「マルセイユ版」の意味と概要について紹介します。
「マルセイユ版」の意味
「マルセイユ版」は、「フランス発祥のタロットカードで、16世紀から18世紀頃にヨーロッパで使われていた独自な絵柄のもの」という意味です。
「マルセイユ版」の概要
「マルセイユ版」は、フランス発祥で「Tarot de Marseille」と言います。
16世紀から18世紀ごろに、ヨーロッパで流行ったゲームカードが占い用に使われる様になり、独自に開発されま「タロット」と呼ばれる様になりました。
「マルセイユ版」の特徴は、カラフルなデザインですが、絵柄があるのは22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナの中でも人物が描かれた「コートカード」のみです。
小アルカナの数字カードは「スートカード」と呼ばれ、「ワンド・カップ・ソード・コイン」の4種類があります。
タロットの「ウェイト版」とは?
タロットの「ウェイト版」の意味と概要について紹介します。
「ウェイト版」の意味
「ウェイト版」は、「イギリス発祥のタロットカードで、『マルセイユ版』を元に作られた、78枚全て絵柄の入ったもののこと」です。
「ウェイト版」の概要
「ウェイト版」は「ライダー版」とも呼ばれ、イギリス発祥で「Rider Waite Tarot」と言います。
元々あった「マルセイユ版」を、「ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)」という組織の解釈に基づいて、アーサー・エドワード・ウェイトがデザインしなおしたものです。
アール・ヌーヴォー調の美しい絵柄で、78枚全てにイラストが描かれていて、占いだけではなく観賞用としても人気が高いタロットです。
尚、「マルセイユ版」と「ウェイト版」では「正義」と「力」の位置が入れ替わっています。
タロットの「マルセイユ版」と「ウェイト版」の違い!
「マルセイユ版」は「フランス発祥で、絵柄が大アルカナと人物カードのみのもの」です。
「ウェイト版」は「イギリス発祥で、78枚全てにイラストが入っているもの」です。
まとめ
今回はタロットの「マルセイユ版」と「ウェイト版」の違いをお伝えしました。
「マルセイユ版は数字カードはイラストなし」、「ウェイト版は78枚全てイラスト入り」と覚えておきましょう。