この記事では、「老老介護」と「認認介護」の違いを分かりやすく説明していきます。
「老老介護」とは?
「老老介護」の意味と概要について紹介します。
意味
「老老介護」は「ろうろうかいご」と読み、「介護者を受ける側と介護をする側が、どちらも65歳以上である状態のこと」という意味です。
概要
「老老介護」は、「夫婦・親子・兄弟などの関係で、介護する側とされる側がどちらも65歳以上の高齢者のこと」を言います。
また、75歳以上の高齢者同士の場合は「超老老介護」と言います。
要介護の場合、高齢になると身体機能が衰えていきます。
肉体的に限界を感じることで、精神的にもストレスが溜まり、認知症を引き起こし易くなるのです。
つまり、将来的に「老老介護=認認介護」になる可能性があるのです。
「認認介護」とは?
「認認介護」の意味と概要について紹介します。
意味
「認認介護」は、「老老介護の中でも、認知症の介護者を認知症の介護者が介護していること」という意味です。
概要
高齢者の介護者の中には、認知症の高齢者も多くいます。
「老老介護」の多くが「認認介護」になるのも自然の流れと言えるのです。
「認認介護」の問題点は、「介護する側」が認知症により記憶障害や判断力が低下して、介護という作業自体ができなくなってしまうという点です。
自分で介護をしたかどうかも忘れてしまい、お互いが食事を取らずに栄養失調になる危険性もあるのです。
「老老介護」と「認認介護」の違い!
「老老介護」は、「介護をする側と介護をされる側が、65歳以上の高齢者であること」です。
「認認介護」は、「介護をする側と介護をされる側が、どちらも認知症であること」です。
まとめ
「老老介護」の中に「認認介護」は含まれます。
深刻な状態になる前に、介護制度に興味を持つ様にしましょう。