「臨む」と「望む」の違いとは?分かりやすく解釈

「臨む」と「望む」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、同音になる「臨む」「望む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「臨む」とは?

「臨む」とは?

「臨む」は、「挑む」と言い換えられることもある言葉です。

つまり、それに挑戦する、立ち向かうといった意味になります。

その「挑む」と少し違うのは、そのような場面に自ら当たりに行くという解釈ではなく、仕方なくそうなる、そうならざるを得ないといった場合に向いている表現になります。

よって、「難解な局面に臨むことになった」のように、それを希望する訳ではないという使い方になり、「挑む」の方は、「難解だと分かっているが、果敢に挑むことにする」などと用いるという使い分けになります。

「望む」とは?

「望む」とは?

「望む」は、まず「希望する」という意味で使われます。

「望むのは優勝だけだ」「本当に望むものが手に入る機会もそうはない」といったような使い方になり、この手の用い方はこちらの意味だと解釈していいでしょう。

もう1つの意味として、目の前にあるという使い方もできる言葉で、「富士山を右手に望む宿に泊まっている」のように使われる場合がこの解釈に当たります。

この場合の意味は、右の前方に富士山がある宿に宿泊しているとなり、使い方からすぐにどちらの意味で用いているのか区別が付くでしょう。

「臨む」と「望む」の違い

「臨む」と「望む」の違い

「臨む」「望む」の違いを、分かりやすく解説します。

「臨む」は、何かに立ち向かうという場面でその意味で使う言葉で、「望む」は、希望する、または目の前に存在することの表現になります。

読み方は共に「のぞむ」ですが、このように意味は全く違う言葉同士なので、間違えて使うことはまずないと考えられます。

しかし、パソコンなどでの漢字変換の際にはその限りではない為、注意してください。

まとめ

まとめ

「臨む」「望む」は、このような違いになります。

「臨む」は、「挑む」と似た意味になると覚えておくと分かりやすい言葉です。