この記事では、「混同」と「混合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「混同」とは?
「混同」の意味と使い方について紹介します。
意味
「混同」は「こんどう」と読み、「本来区別しなければならないものを、同じとして扱うこと」「統一されること」「債権・債務など、法律的に相対するものが同一人に帰すること」という意味があります。
使い方
「混同」は、本来区別して考えたり、対処したりしなければならないものを、同じものとして考えたり扱うことを言います。
本来別のものですので、良い意味としては使われません。
「公私混同」は、仕事とプライベートの区別をつけずに、立場を自分の有利に利用することを言います。
また、言葉で同音異義語の使い方が間違っている時も「混同する」と使います。
「混合」とは?
「混合」の意味と使い方について紹介します。
意味
「混合」は「こんごう」と読み、「性質の違う物が混ざり合い、一つになること」という意味です。
使い方
「混合」は、2つ以上の異なる成分のものや、違う分類のものを一つに融合させて、新しい均一なものを作り上げることを言います。
お互いを混ぜることで、新しい効果やイメージを作り出せるので、悪い意味ではありません。
「混合色」は、色を融合させて作り上げた新しい色のことです。
「混同」と「混合」の違い!
「混同」は、「本来区別するべきものを、同じものとして扱うこと」です。
「混合」は、「性質の違い物が融合して、均一のものになること」です。
まとめ
「混同」と「混合」は、「混ぜてはいけないもの」「混ぜて良い効果が期待できるもの」という違いがあります。
「公私混同」と言われない様に振る舞いに注意しましょう。