この記事では、「鉄筋」と「鉄骨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鉄筋」とは?
「鉄筋」とは、2~3センチ程度の太さで細長い金属のことで、コンクリートを積み上げる場合に、その中にこれが入ったものが「鉄筋コンクリート」と呼ばれます。
これが入っていることで強度が上がり、地震などの際にも簡単には崩れなくなります。
また、崩れた時にも、中の「鉄筋」が支えとなり、ボロボロと落下するようなことが防げます。
建築物によっては、建築基準法にて、この「鉄筋」を決められた量以上使うことが義務付けられています。
「鉄骨」とは?
「鉄骨」とは、建築物の骨組みとなるとも言うべき鉄材のことで、縦から見て「エ」の形の長いこれをどこかで見たことがある人も多いでしょう。
コンクリート製の建築物は、まずこれによって枠組みをして、その後で壁などが作られます。
その際に使われことがあるのが先の「鉄筋」で、これらはよくセットで建築物に用いられています。
「鉄筋」と「鉄骨」の違い
「鉄筋」と「鉄骨」の違いを、分かりやすく解説します。
「鉄筋」は、細長い金属で、例えると、太いマジックがもっと長くなったような見た目です。
これをコンクリートの中に通すことで、壁とした場合には、その壁自体の強度が上がると考えてください。
「鉄筋コンクリート」と銘打たれた物件は、そのような作りの壁になっていると考えてください。
「鉄骨」は、その上に人が乗れる大きさの細長い鉄材です。
縦にすると「エ」の字に見えるものが多く、建物の骨組みに用いられます。
これが組み終わった後に、壁などの作業に入るのは一般的ですが、高層になる場合には、組み上げた所まで外壁などを作り、またその上に「鉄骨」が組み上げられるという繰り返しになります。
まとめ
「鉄筋」と「鉄骨」は、このように違います。
高層ビルには、これらが共にたくさん使われていると考えていいでしょう。