この記事では、「利発」と「聡明」の違いを分かりやすく説明していきます。
「利発」とは?
「利発」の意味と使い方について紹介します。
意味
「利発」は「りはつ」と読み、「賢いこと」「頭の回転が速いこと」「役に立つこと」という意味があります。
使い方
「利発」は、知識や才能があり、頭の回転が速い人に対して使われる言葉です。
元々は「利口発明」という四字熟語を略した言葉で、「利口」は「頭が良いこと」「要領がいいこと」「口先上手なこと」という意味です。
「発明」は、新しいものを作り出すことではなく、「賢い」という意味です。
つまり、「利発」というのは「抜け目がなく賢い」という意味も含まれていることから、若者や子供への誉め言葉として使われることが多くなります。
「聡明」とは?
「聡明」の意味と使い方について紹介します。
意味
「聡明」は「そうめい」と読み、「ものごとの理解が早く、賢いこと」という意味です。
使い方
「聡明」は、特にものごとの理解が速かったり、優れた判断力を持っている人に対して使われます。
「聡」は「耳が良く聞こえること」という意味で、「明」は「目が良く見えていること」という意味です。
「聡明」で、「情報をしっかりと収集して、そこからしっかりとものごとを見極める能力があること」という意味で使われているのです。
また、上記の意味から転じて「人格的に優れいている人」という意味でも使われます。
「利発」と「聡明」の違い!
「利発」は、「知識や才能があり、頭の回転が速い人のこと」です。
「聡明」は、「ものごとの理解が早く、優れた判断力を持っている人のこと」です。
まとめ
「利発」と「聡明」は、「抜け目がない」か「ものごとを見極める能力があるか」という点が違います。
どちらもほめ言葉として使えますが、「利発」は年下の人に使われることが多くなります。