「新酒」と「生酒」の違いとは?分かりやすく解釈

「新酒」と「生酒」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「新酒」「生酒」の違いを分かりやすく説明していきます。

「新酒」とは?

「新酒」とは?

「新酒(しんしゅ)」とは、「日本酒の製造年度と規定された7月から翌年6月までの間に製造・販売された日本酒・清酒」のことを意味している言葉です。

「新酒」には、「その年に収穫した新米で最初に醸した(かもした)新しい日本酒」「酵素の発酵を止める火入れ(加熱処理)をしていない段階の日本酒」といった別の定義・意味もあります。

「生酒」とは?

「生酒」とは?

「生酒(なまざけ・なましゅ・きざけ)」とは、「酵素の発酵の働きを止めて、腐敗・劣化を防ぐための火入れ(加熱処理)をしていない日本酒・清酒」のことを意味している言葉です。

「生酒」という言葉は、「日本酒の製造段階で通常行う火入れ(60度前後での加熱処理)をしていない爽やかでフレッシュな飲み口の日本酒」を意味しているのです。

「生酒」は一般的な日本酒よりも「冷酒」に適しているとされます。

「生酒」には、一度も火入れしていない「本生」、絞った後に火入れをせず貯蔵前に火入れした「生貯蔵」、絞った後に火入れして貯蔵時には火入れをしない「生詰め」の分類があります。

「新酒」と「生酒」の違い!

「新酒」と「生酒」の違い!

「新酒」「生酒」の違いを、分かりやすく解説します。

「新酒」「生酒」「日本酒の分類方法」という意味合いでは共通点がありますが、「新酒」というのは「日本酒(お酒)の製造年度・お米の収穫時期と関係した言葉」であり、「生酒」のほうは「日本酒(お酒)の製造方法・酵素の働きと関係した言葉」であるという違いがあります。

「新酒」という言葉は、「日本酒の製造年度と定められている7月から翌年の6月までの間に製造・販売された日本酒」「その年に収穫したお米で最初に醸造した新しい日本酒」のことを意味しています。

新酒に対して「生酒」というのは、「日本酒の発酵・熟成を止めて品質を安定させる火入れ・加熱処理をしていない、冷酒で飲むのに向いている日本酒」のことを意味している違いを指摘できます。

まとめ

まとめ

「新酒」「生酒」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「新酒」とは「7月から翌年の6月までの間に製造・販売された日本酒」「その年に収穫したお米で、一番初めに醸造した日本酒」を意味していて、「生酒」「火入れ(加熱処理)をしていない爽やかな飲み口が特徴の日本酒」を意味している違いがあります。

「新酒」「生酒」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。