「あざとい」と「めざとい」の違いとは?分かりやすく解釈

「あざとい」と「めざとい」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「あざとい」「めざとい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あざとい」とは?

「あざとい」とは?

「あざとい」とは、悪い意味で利口だという意味で用いられる言葉です。

抜け目がないという解釈もでき、その場合もいい意味にはなりません。

「あざとい女」という使い方をよく見聞きしますが、この場合、(好みの)男性に好かれるように、うまく振舞う姿からそのように表現されます。

具体的には、露出の高い服装だったり、聞き上手で、何かと男性を立てるような言動がそれに当たると言われています。

「めざとい」とは?

「めざとい」とは?

「めざとい」は、見付けるのが早いという意味になります。

使われる例として、その中から好きなものがもらえるというシチュエーションにおいて、数種類の中から一番高価だと思われるものを瞬時に選んだ人に対して、「さすがにお前はめざどいなぁ」などと用いられるという具合です。

悪い意味の言葉ではないものの、その意味から、どうしてもそのような使い方が多くなってしまいがちですが、直さなくてはいけない不具合を素早く発見した人に対し、「おお、めざどい!」のように褒め言葉として使うこともあります。

「あざとい」と「めざとい」の違い

「あざとい」と「めざとい」の違い

「あざとい」「めざとい」の違いを、分かりやすく解説します。

「あざとい」は、悪い意味の利口さや、抜け目のなさの表現になる為、いい意味で使われることはまずありません。

「あざとい奴だ」と用いた時には、ずる賢い奴だと言っているのとよく似た意味になります。

「めざとい」は、何かを見付ける早さがすごいという解釈になり、こちらも悪い意味で使われることが多いですが、言葉自体にそのような含みやニュアンスはなく、先の例のように、いい意味でも使うことができます。

また、別の解釈として、目が醒めるのが早いという意味でも使うことができ、あまり見聞きしませんが、「最近、どうもめざとくなってきた」のような使い方もされる言葉です。

まとめ

まとめ

「あざとい」「めざとい」は、このように違います。

「あざとい」は、どのように用いてもいい意味にはならない為、使う際には注意してください。