「神通力」と「魔力」の違いを分かりやすく解釈

「神通力」と「魔力」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「神通力」「魔力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「神通力」とは?

「神通力(じんつうりき)」とは、「神(仏)に通じるような不思議な力・超越的な力」のことを意味している言葉です。

「神通力」という表現は、「神仏に通じるようなどんな物事でも自由自在に成し遂げてしまう超越的で神秘的(不思議)な力」のことを意味しているのです。

仏教においても仏陀・菩薩が持っているとされる6種類の超人的な力のことを、「六神通(ろくじんずう・ろくじんつう)」と呼んでいます。

「魔力」とは?

「魔力(まりょく)」とは、「人を迷わせたり引きつけたりする人知を超えた不思議な力」「人に道を間違わせたり人を強く魅了したりする怪しげで魔物めいた不思議な力」のことを意味している言葉です。

「魔力」には、「人の自由意思を押さえ込んでコントロールするような不思議で怪しい力」といった意味合いのニュアンスがあります。

例えば、「彼女の魔力で、周囲の男たちはみんな言いなりになりました」「魔力に惑わされて、人としての道を踏み外さないようにしてください」といった例文で使用することができます。

「神通力」と「魔力」の違い!

「神通力」「魔力」の違いを、分かりやすく解説します。

「神通力」「魔力」「人知・常識を超えた不思議で強い力」を意味しているという点では共通していますが、その不思議な力をもたらしている大元・原因とされるものや効力に違いがあります。

「神通力」というのは「神・仏・菩薩などに通じるような超越的な強い力」のことを意味していて、「神仏の持っているような不可能を可能にしてしまう不思議な力」にその根源・原因があります。

それに対して「魔力」とは、「魔物(悪魔)に通じるような怪しくて強い力」のことを意味していて、「魔物が持っているような人を迷わせたり引きつけたりする怪しげな力(道徳的・実際的に好ましくない効力)」にその根源・原因があるという違いを指摘できます。

まとめ

「神通力」「魔力」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「神通力」とは「どんなことでも可能にしてしまう神に通じるような不思議な能力」を意味していて、「魔力」「人を惑わせたり引きつけたりする不思議な力・常識ではできないことをする怪しくて不思議な力」を意味している違いがあります。

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