「他言」と「口外」の違いとは?分かりやすく解釈

「他言」と「口外」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「他言」「口外」の違いを分かりやすく説明していきます。

「他言」とは?

「他言」とは?

他の人に言葉を使って秘密を伝えるという意味です。

何気ない日常会話のことではなく、伝えることが秘密の場合をいいます。

非常に珍しいキノコがあったとします。

このキノコは栽培することができず、天然のものしかありません。

生えている場所は限られていて、多くの人が欲しがるとその場所からなくなってしまうため、どこに生えているのか知られたくありません。

どこに生えているのかは、一部の人だけが知っています。

欲しいという人がいても、絶対に生えている場所は教えません。

しかし、あるとき誰かがキノコが自生する場所を話してしまいました。

他人に知られたくないことを知らせてしまったのです。

このような、他の人に対して、知られたくないことを言葉で伝えることを意味する言葉です。

「他言」の使い方

他の人に何かを伝えるときに、その伝える内容が他の人に知られたくない場合に使用をします。

日常会話として言葉を口から出すことではありません。

「口外」とは?

「口外」とは?

口から言葉を出して表すことです。

とくに知られたくないことを伝えることを指しています。

日常会話として口から言葉を出して表すことではありません。

ある人は秘密結社に入っています。

この集団があること自体知られてはいけませんが、この人が入っていることも知られてはいけません。

そのため、家族にも友人にも話していません。

あるとき、秘密結社のメンバーが、この人が集団に入っていることを人に話してしまいました。

話してしまった相手は、秘密結社と関係ない人です。

知られたくない人に、知られたくないことを知られてしまったのです。

今度は別の事柄で説明をします。

ある職場では、賞味期限が切れている食品を使いまわししていました。

本来はやってはいけないことです。

やってはいけないことをしているのを他の人には知られたくありません。

しかし、あるときこの不正を隠してはいけないと思った従業員が、外部の人に話しをしました。

このように、関係ない人に知られたくないことを話すことを意味する言葉です。

「口外」の使い方

知られたくないことを他の人に話すという意味で使用をします。

日常会話のような事柄には使用しません。

「他言」と「口外」の違い

「他言」と「口外」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

知られたくないことを他の人に対して言葉を使って伝えるという意味を持っています。

「他言」の例文

「他言」の例文

・『他言してはならない』
・『家族にも他言してはいけない』
・『他言する心配はないだろう』
・『他言したのではないかと疑う』

「口外」の例文

「口外」の例文

・『口外したらどうなるかわからない』
・『絶対に口外しないと約束する』
・『パワハラがあったことを口外してはならない』
・『詳細を口外しないようにと口止めされている』

まとめ

まとめ

2つの言葉の意味は同じです。

同じような使われ方をしています。