「最速」と「最短」の違いとは?分かりやすく解釈

「最速」と「最短」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「最速」「最短」の違いを分かりやすく説明していきます。

「最速」とは?

「最速」とは?

「最速」は速度が最も早いことで、速度を重視しており、速度が速いから結果的にどうであるかが「最速」です。

例を挙げれば、DVDプレイヤーの読み込み速度が「最速12倍速」であれば、他のDVDプレイヤーが5倍速だった場合、DVDの内容をすべて読み取るまでにかかる時間は、12倍速のほうが早いとなります。

「最短」とは?

「最短」とは?

「最短」は、物事が終わりを迎えるまでが最も短いというだけで、物事の解決にかかる時間が最も短いと解釈します。

よって、自動車の査定であれば、「最短12分」とあれば、自動車の査定という物事を終えるまで一番短い時間であれば、12分という時間を約束するというものなんですが、あくまで約束するだけで実際にすべての査定業務が12分だというわけではありません。

「最速」と「最短」の違い

「最速」と「最短」の違い

両者の違いは、単純に速度の身を重視した物事の進め方であるか、物事の終わりを迎えるまでの時間というものが短いとするかです。

よって、「最速」は速度、「最短」は時間が短いと考えるとよいでしょう。

「最速」の例文

「最速」の例文

・『この自動車の最高速度は時速500キロと最速です』
この例は、新しく制作した自動車の最高速度が500キロと自動車の中では一番早い最高速度だと述べています。

ただ、500キロで走ることが可能な道路がありませんので全く意味がない最高速度だと言われるとその通りです。

「最短」の例文

「最短」の例文

・『最短で20分の自動車査定とあるが、何故か、15分で査定が終わった』
この例は、速度を重視した査定をしていて一番早くて20分とあるのですが、何故かそれよりも早かったという例です。

この例においては、自動車を買い取る側が査定を行うにおいて調べる必要個所を省略している場合や、そもそも新車であるように見える商品を買取してもらう場合、相手の事業者も新車だとある程度予測しているが故、査定時間が短縮されるというのがこの例になります。

まとめ

まとめ

「最速」については、速度が一番重要で速度が速いことを公言しています。

ですが、「最速」は公言してはいるがそれが打ち破られると「最速」は返上されます。

たとえば、「最速120キロの速度」とあり、のちに「最速150キロの速度」を誇る何かが登場した場合「最速」は150キロ側になり120キロ側は返上という形になります。

「最短」は、時間が短いということで物事の結末を迎えるまでが短いというだけで返上するかどうかについては、「最速」と同じであると考えてよいでしょう。

「最短」は、どちらかというと、返上を考えないものも多く、例えば、「最短9分で写真撮影可能」とあり、もう一方のお店では、「最短5分」とあっても時間が短いことがわかるのですが、仕上がりに関して考えた場合、5分で仕上がる方が適当である場合、9分で仕上がる方が良いとなるので必ずしも時間が短いこと=よいことではないと考えるとよいでしょう。

「最速」は、単に時間が早いという事実なので時間が早いと利点になることはよいことです。