「あまつさえ」と「ただでさえ」の違いとは?分かりやすく解釈

「あまつさえ」と「ただでさえ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「あまつさえ」「ただでさえ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あまつさえ」とは?

「あまつさえ」とは?

「あまつさえ」の意味と使い方について紹介します。

意味

「あまつさえ」の意味は「好ましくない状態が重なる様子」「その上に・そればかりか」「事もあろうに」です。

悪いことに更に悪いことが重なる様子を表します。

使い方

「あまつさえ」は、連語として状況を説明する文章を伴って使う言葉です。

漢字で表記すると「剰え」になり、元は「あまりさえ」と読まれていたのが「あまっさえ」「あまつさえ」に変化しました。

「あまつさえ」「余り」「余分」という意味があり、「既に何かがあって、その上に何かが起きた時」に使います。

同じ状況が繰り返されたり、似た様なことが続けて起きることを表すのです。

しかもその内容は、好ましくない状態を表すことが多く、不幸や災難が重なる時に使われる表現です。

「ただでさえ」とは?

「ただでさえ」とは?

「ただでさえ」の意味と使い方について紹介します。

意味

「ただでさえ」の意味は、「普通の状態でさえ」「そうでなくても」です。

通常の状態に比べて度合いが強くなる時の表現です。

使い方

「ただでさえ」は、連語として「通常の状態」と、「更に度合いが強まる状態」を説明する言葉を伴って使います。

その為に、「普段はどうなのか」「更にどうなったのか」とい説明が必要になり、文章としては長くなります。

こちらの場合、結果が悪くなるとは限らず、普段から高いレベルのものが更に高くなる時にも使われます。

「あまつさえ」と「ただでさえ」の違い!

「あまつさえ」と「ただでさえ」の違い!

「あまつさえ」は、「その上」で言い換えられ、悪い状態が重なる様子に使われます。

「ただでさえ」は、「普通でも」と言い換えられ、良い意味・悪い意味どちらにも変化する様子に使われます。

まとめ

まとめ

「あまつさえ」「ただでさえ」は、結果が悪い意味か、良い意味・悪い意味両方に使われるかという違いがあります。

自分が何を言い表したいかで使い分けましょう。